13日放送のNHKのドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」(月曜・午後10時)に、プロ野球・DeNA前監督の三浦大輔さんが出演。「三浦大輔 ハマの番長を育んだ家族の信念」のタイトルで、挫折を味わい野球をやめそうになった高校時代を振り返った。
小学3年で入団した少年野球チームの仲間は、当時の三浦さんについて「大投手というわけでもなく普通の野球少年。ごく一般的な球速だったんですけど、制球力は当時からあった」と証言した。
三浦さんは地元の奈良・高田商に入学。1年夏の県大会では先発を任されたが7回コールド負け。その後、「仮病で病院行くと言って休んだのがきっかけで」野球部だけでなく学校にも不登校になり、外で遊び回るようになったという。
父の克之さんは「外に遊びに行こうとするのを投げ飛ばしたことがある」と回顧。母・省子さんは「大輔どうこうというより、野球部のみんなに迷惑がかかる。不祥事があったら連帯責任でしょ。団体生活をしていて乱すということは一番情けなかった」と語り、シャツのボタンが飛ぶくらいに胸ぐらをつかんだこともあると振り返った。
監督や周囲の説得でようやくグラウンドに戻った三浦さんだったが、部員の前で野球も学校もやめると宣言。「変な意地を張ってたので」と話した。しかし、チームメートやマネジャーが駆け寄ってきて止めたという。
その日を境に大きく変化。自宅から監督の家まで往復12キロを毎日ランニング。当時の山下善啓監督は「前向きになると球のキレもスピードも上がるもので」と三浦さんの成長を語った。高校3年夏の県大会は決勝まで進んだが、前年度全国制覇の強豪・天理に1-3で敗退。あと1勝で甲子園出場は果たせなかったが、プロの目に留まり大洋(現DeNA)にドラフト6位指名を受けた。その後はプロでエースとなり大活躍、監督も務めた。
最後にMCの今田耕司が「(退部を止めてくれた)仲間がいなかったら、プロ野球選手・三浦大輔は誕生してなかった」と話すと、「本当に周りが止めてくれなかったら、やめてたと思います」と三浦さん。「自分の人生だけど、一人の人生じゃないんだなというのが改めて感じられて、明日からまた頑張って行こうっていう気持ちになりましたね」と語った。

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