映画「みんな、おしゃべり!」の公式SNSが14日に更新され、同作でルファト役を演じた俳優・Murat Cicek(ムラット・チチェック)さんが亡くなったことを伝えた。

 公式インスタグラムで「Murat Cicek(ムラット・チチェック)さんが、お亡くなりになりました。

余りに突然の報せでしたので、私たちもまだ実感が湧いておりません」と明かし、「何より、大切な人を亡くされたご家族の気持ちを思うと、言葉が見つかりません」と気遣った。

 続けて、「ムラットさんは撮影現場でも常に明るく、とても誠実にこの映画と向き合ってくださいました。その笑顔と真摯な姿勢に、何度も助けていただきました」と回顧。「これまでいただいたご厚情に深く感謝いたしますとともに、スタッフ・キャストを代表して、心より哀悼の意を表します。映画『みんな、おしゃべり!』制作一同」と追悼した。

 「みんな、おしゃべり!」は、東京を舞台に、ろう者のいる日本人一家と、その町に引っ越してきたクルド人一家がささいなすれ違いから対立し、バトルを繰り広げるヒューマンコメディーで、言語格差や言葉の壁をシニカルに描いた作品。

 監督・脚本は、ろう者を親に持つCODA(コーダ)の河合健氏が務め、出演は主人公役の長澤樹をはじめ、毛塚和義、那須英彰、今井彰人、板橋駿谷、小野花梨、ユードゥルム・フラットら。2025年11月に公開された。

 映画公式サイトのプロフィルによると、チチェックさんは1977年生まれ、トルコ出身。トルコ在住時、演劇・映像会社「BKM」で脚本を学び、習作時の作品が選出され、演劇デビューを果たす。2020年に来日し、解体業に従事する傍ら、本作にて映画初出演。現在、劇場用脚本の執筆中だったという。

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