日本テレビは18日、伝説のクイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を番組誕生から50周年を記念して復活させることを発表した。この日、MCを務める櫻井翔が東京・JR渋谷駅前スクランブル交差点の大型ビジョンをジャックし、発表した。

1次予選は9月12日に行われ、年末年始特番として放送される。

 「アメリカ横断ウルトラクイズ」の第1回が開催された1977年は、1ドルが300円弱の時代。庶民にとって海外旅行が身近でなかった当時、クイズで米国へ行けるという夢のような番組は、年を追うごとに大きな注目を集めた。

 第1回大会の参加者は404人。記念すべき第1問は「上野動物園のパンダ夫婦の名前はリンリンとランランである。〇か×か」だった(答えは×。ランランとカンカン)。「今世紀最後」として復活した98年には、約7万人の応募があった。

 出国をかけた1対1のじゃんけん対決や、下位になると海外の地を踏むことなく“強制送還”される飛行機内でのペーパークイズ、グアムでの「泥んこクイズ」など、序盤のお約束のクイズから、「バラマキクイズ」「大声クイズ」などなど…。クイズの実力が必要でありながら、エンターテインメント性の高い演出が用いられたクイズに参加者、視聴者は熱狂。また、敗北者が受けるユニークな「罰ゲーム」も大きな話題となった。

 「ニューヨークへ行きたいか?」のコピー通り、決勝戦は第9回のフランス・パリを除きニューヨークで実施。

第8回まではマンハッタンのパンナムビル(現メットライフビル)の屋上、第10、11回は自由の女神があるリバティ島、12回以降はイースト川を航行する船の上で最後の戦いが行われた。

 中でもファンの人気が高いのは、89年の第13回大会。ボルティモアで行われた準決勝で行われた通せんぼクイズ(一定のポイントを獲得した者が、決勝進出をかけて他全員と対決する形式)で、なかなか決勝進出の2人が決まらなかった戦いは、現在も語りぐさとなっている。同大会で優勝した長戸勇人さんは、クイズ作家として活動している。

 戦いの模様は、毎年秋から冬にかけて同局系「木曜スペシャル」で放送。スタジオの進行は高島忠夫さんと石川牧子アナウンサーが担当した。番組最後の「勝ては天国、負ければ地獄。知力・体力・時の運。早く来い来い木曜日」のキャッチフレーズは視聴者の気持ちを盛り上げて高視聴率をマークするなど、人気番組として知られた。

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