◆JERAセ・リーグ 巨人―中日(18日・東京ドーム)

 驚異的な粘り腰で白星を引き寄せた。6月に不惑を迎えたばかり中日・涌井が2勝目を挙げた。

自己ワーストタイの12安打を浴びながら、7回途中を1失点。「自分のカウントで勝負ができた。遅い球を使いながら、バッターに的を絞らせなかったのがよかった」と充実感を漂わせた。

 106球は今季最多。24年4月24日以来、2年ぶりの巨人戦白星だ。球団の40歳以上の投手による「G倒」は山本昌、岩瀬仁紀に続き3人目の快記録。毎回の安打で走者を出しながら、無四球と制球力も光った。

 「無駄な走者を出さなかったのが、結果的にいい内容になった」。7回2死二塁でダルベックに中前へ運ばれたのが唯一の失点。先発で6回以上を自責3以下のクオリティスタートも、3試合連続で記録した。衰え知らずの40歳右腕。井上監督は「勝てたのは涌井のおかげ」と最敬礼した。

 チームは連敗を2で止めて、ワーストタイの借金20を回避した。2カードぶりの勝ち越しをかける19日は、元同僚の小笠原と対戦。井上監督は「意識しない。巨人の一投手として戦ってほしい」と野手に平常心を求め、涌井がつくった流れを生かす。(森下 知玲)

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