日本テレビは18日、来年に誕生50周年を迎える伝説のクイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を年末年始特番として復活させることを発表した。新MCに就任する俳優の櫻井翔がこの日、東京・渋谷スクランブル交差点の大型ビジョンからサプライズで宣言した。

まだ20世紀だった1998年に「今世紀最後」と題された特番以来、28年ぶりの放送。過去の「アメリカ横断」から、地球一周規模にスケールアップした特別版として届ける。

 午後7時1分、渋谷の街が騒然となった。同所のスクランブル交差点にある大型ビジョン計6面を、5分間にわたって完全ジャック。「ある発表まで60秒」のカウントダウンタイマーがゼロを刻むと、青いジャケットを着た櫻井がVTRで登場した。

 渋谷スクランブルスクエアの展望施設「SHIBUYA SKY」から、眼下の街へ向けて「渋谷をご通行中の皆さん、櫻井翔です。あることをお伝えしたくて、SHIBUYA SKYにやってきました」と第一声。続けて、77年に誕生した同番組の復活を力強く宣言した。

 過去の放送では、18歳の大学生から60代のシニア、会社を辞めてまで夢を追った人々など、のべ26万人以上が挑戦。日本国内での厳しい予選を勝ち抜いた猛者たちが、米国の名所でクイズ対決を繰り広げ「世界で最も制作費のかかったクイズ番組」としてギネス世界記録にも認定された。

 櫻井の背後には、挑戦者たちの夢の架け橋となる一方で過酷な現実を突きつけてきた「クイズ台」が出現。さらに、櫻井が番組の象徴といえる帽子“ウルトラハット”をかぶって熱量を高めた。

 櫻井は「初代・福留アナウンサー、2代目の福澤アナウンサーからのバトンを引き継ぎ、クイズの旅に出ます!」と決意表明した。おなじみのキャッチフレーズ「知力・体力・時の運」を紹介すると「そして復活した令和のウルトラクイズはもう1つ! 『知識を超えた推理力』。これを加え、皆さんをクイズでお迎えします!」と呼びかけ。単なる知識量だけでは勝ち抜けない新要素を織り交ぜることを示唆した。

 終盤には「ニューヨークへ行きたいか!」と懐かしのフレーズを絶叫。スクランブル交差点を指さしながら「この番組の出場者はテレビをご覧の皆さん! そう、まさに渋谷のそこにいるアナタです! 地球一周のクイズの旅、そこのアナタも、私櫻井と一緒に行きませんか?」と誘いかけた。

 挑戦者募集については、この日から同番組の公式ホームページより開始された。応募は8月23日まで。9月12日に都内で1次予選が行われることも発表された。

 ◆新MC・櫻井翔コメント

 ―「アメリカ横断ウルトラクイズ」のMCのオファーを受けたときの気持ちは?

 「まず、めちゃくちゃ驚きました!『アメリカ横断ウルトラクイズ』という、その名の通りすごいスケールの番組がまた見られることと、MCという立場で参加できるという、2つの喜びがありましたね。当時はまだ子どもだったので、家族が見ているのを横で見ていたような印象でしたが、あの耳に残るテーマソングは覚えていますし、番組のオープニングも印象的だったので記憶に残っています。過去の映像を少し見返してみたのですが、例えば決勝戦の時にニューヨークの街並みやエンパイアステートビルが映っていて、ヘリコプターが2台飛んでいるんですよ。

そこに対戦する人たちが一人ずつ乗っているのを、さらに別のヘリで撮影している。『あれ、どうなってんの? どういう規模感?』と。スケールが大きいという表現は色々あると思うのですが、ここまで大きいのかと驚きました。テレビのワクワク感や高揚感のようなものが詰まっていて、しかもその出演者がタレントではなく、一般参加の方たちなので、テレビの向こう側(テレビ画面の中)だけで完結しているというよりは、テレビの向こう側と視聴者側がすごく繋がっている感覚があって、見ていてすごく楽しかったです」

 ―今回は令和版として、ヨーロッパを巡り、番組初のアフリカ大陸、決勝地はアメリカと、地球一周規模にスケールアップ。MCとして、この規模感は?

 「『なんでここまで広げたんだろう!?』と思いました(笑)。アメリカ横断というだけでもすごい響きじゃないですか。そこからさらに大陸を増やすのかと。ある意味ゾッとしましたし、興奮しましたね。今はSNSもあるので、その景色自体は簡単に見られるとしても、そんな場所に日本から勝ち残った人たちが世界のあちこちの街でクイズの熱戦を繰り広げているという、その面白さをぜひ体感してもらいたいですね」

 ―応募するか迷っている方へのメッセージ

 「いや、迷われているとは思います。当然日々のスケジュールのこともあるでしょうし。自分はクイズでどこまでいけるのかというところで悩む方も沢山(たくさん)いらっしゃると思うのですが、本当に旅行で体験できないことがたくさんあると思いますし、次の場所へ行けるか行けないかを懸けたアツイ戦いの連続の中で、他では感じられないアドレナリンを感じることができると思うんですよね。一人でも多くの方に参加いただき、その場所の規模感だけではない、“人と人のスケール感”というものを僕自身も体感したいと思っています。

いい体験ができると思いますので、ぜひ参加いただけたらと思っています」

編集部おすすめ