◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦12回戦 〇同級1位・増田陸―同級2位・比嘉大吾●(7月20日、東京・両国国技館)

 WBA世界バンタム級王座決定戦で、同級2位の比嘉大吾(30)=志成=が、同1位の増田陸(28)=帝拳=に1―2の判定負けを喫した。4戦連続の世界戦で、8年3か月ぶりの王座返り咲きはならず。

「そんなに甘くないなと。自分で(現役)復帰を決めた以上、真剣に取り組んだので。真剣にやって負けたら、悔しい」と語った。

 “神の左”を持つ増田に、序盤から姿勢を低く飛び込んだ比嘉。決定打こそなかったが、最終回まで攻め続け「左ストレートを受けてでもいこうと思っていた」。判定は割れたが2人が増田を支持。比嘉は「ビッグパンチをもらうことなく進めていたので。判定を聞くまで分からないのはあった」。野木丈司トレーナーは「どこが負けたのかな、と」と切り出し「過去にジャッジに対して全てを受け入れて、文句を言ったことは1回だけあったかな。やはり大吾も人生をかけているので」とコメント。その中で「僕は大吾を誇らしく思っています」とした。

 会場は何度も「大吾」コールに包まれ、歓声について問われた比嘉は涙。

タオルで涙を拭いながら「入場してきた時から、泣けましたね」と振り返った。昨年7月、WBA王者のバルガス(米国)に挑戦して引き分け、一度は引退宣言しながらも戻ってきたリング。「倒せなかったので。真剣にやったら、悔しい」と新たな炎も芽生えた。「続けたいですね。続けられるんだったら」。今度はすぐに、現役続行を宣言した。

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