◆JERAセ・リーグ 巨人1―6広島(22日・東京ドーム)

 巨人は広島に逆転負けを喫し、同一カード3連勝を逃した。先発の西舘勇陽投手(24)は5回4安打2失点ながら、2回に手痛い2者連続アーチを浴び、2敗目を喫した。

打線は初回に泉口の左犠飛で先制したが、2回以降はわずか2安打と沈黙。それでも9連戦は6勝3敗と3つ貯金を作り、3カードすべてで勝ち越し。阪神が勝利したため、順位は2位に後退した。24日からは甲子園で、前半戦最後のカードとなる阪神との直接対決3連戦に臨む。

 狙い通りの結果に、西舘がほえた。5回1死一塁、ファビアンを133キロのフォークで空振りの3球三振。最後は飛び出た一塁走者を挟殺プレーで仕留めてマウンドを降りた。5回100球を投げ4安打2失点。惜しくも自己最多3勝目を逃したが、先発として試合はつくった。

 9連戦ラストを6勝2敗で迎えた巨人。前日21日には16安打11得点と今季初の2ケタ得点で快勝し、4カード連続勝ち越しを決めた。6月2日からのオリックス戦以来3度目となる同一カード3連勝がかかる試合で、先発を託されたのは西舘だ。

前回15日のヤクルト戦(神宮)では7回1失点の快投で2勝目。「いつも通り、目の前の打者一人一人に勝負していく」と誓い、マウンドに立った。

 初回は四球を与えながらも無失点の立ち上がり。直後には浦田の右中間二塁打、泉口の左犠飛で先制点をもらった。しかし2回2死からモンテロ、持丸に2者連続でソロを被弾。一気に1点を追う展開へ転じた。

 3回以降は毎回走者を背負いながらも無失点。3回1死で迎えた打席ではカウント2―2から147キロの真っすぐを中前へ運び、3年目でプロ初安打をマークした。4回には3四死球で2死満塁のピンチを招いたが、続く斉藤優を投ゴロに打ち取り追加点を阻止。5回も抑えた西舘は、自己ワースト4四死球ながらこの日最速153キロの直球にカーブ、カットボール、スライダーなど変化球をまんべんなく使い、この回限りで降板した。「先制してもらった後にすぐ逆転されてしまい、チームに流れを持ってこれなかった。走者を出しながらも粘れたことはよかったが、もう少し長いイニングを投げられるようにしないといけないなと思います」と振り返った。

 1点ビハインドの6回からは2番手で森田がマウンドへ。しかし2死から安打と四球で一、二塁とすると、勝田の中前適時打で得点を許し1―3とされた。

  赤星が7回を抑えるも、8回にこの日再昇格したルシアーノが2つの暴投を含む3安打3失点。リードを一気に5点に広げられた。

 9回には同じくこの日昇格した平内がマウンドに上がり、走者を背負いながらも追加点を許さなかった。

 しかし、打線は2回以降、1点も奪うことができず9連戦最後の試合は完敗に終わった。それでも9連戦は6勝3敗で3カードすべて勝ち越しと奮闘。移動日をはさんで24日からは前半戦最後のカードとなる、阪神との首位攻防3連戦を迎える。

編集部おすすめ