◆第108回全国高校野球選手権徳島大会 ▽決勝 鳴門渦潮7―4阿南光(27日・むつみスタジアム)

 県立校の鳴門渦潮が、春夏連続の甲子園を目指す阿南光に勝ち、2年ぶり9度目の甲子園出場を決めた。3点リードの9回2死一塁、右中間への二塁打を打たれたがバックホームで本塁アウトとなる劇的幕切れだった。

 今春県大会覇者の海部が2回戦で敗退し、同4強の池田、生光学園も敗戦を喫するなど波乱が起きた今大会。決勝では、準決勝までの4試合を1人で投げ抜いてきた鳴門渦潮のエース右腕・西村大輝投手(3年)が先発。6回まで117球を投げ2失点と踏ん張って一度降板し、8回から再登板。最終回はギアを上げて2連続で空振り三振を奪った。打線は1―1の同点から3~6回まで毎回得点と援護した。

 酷暑の中で行われた今大会はノーシードからの聖地を目指した。全4試合で3点差以内の接戦を勝ち切り、決勝まで駒を進めた。

 2012年に鳴門工と鳴門第一が統合して鳴門渦潮として新たなスタートを切り、2度の甲子園出場はいずれも初戦敗退。絶対的エースの西村を擁し、歴史を塗り替えるべく聖地に乗り込む。

 西村は試合後、初回に先制されながらもすぐ同点に追いついた打線に「頼れる打線やなと思いました」と感謝。5戦合計746球と投げきり「疲れはあるんですけど、気持ちで投げきりました」と胸を張った。甲子園では「バッターと勝負していきたいし、力強いボールが武器。

全国でどれだけ通用するか」と意気込んだ。

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