J2北海道コンサドーレ札幌GK田川知樹(23)が27日、宮の沢で行われた全体練習に復帰した。23日の練習中、「シュートの当たり所が悪かった」と右ふくらはぎを痛めた。

「ここで無理してしまうと長引いてしまう可能性も思い浮かんだので。開幕に向けてベストな状態でいくために、すぐに判断して自分でやめました」。この日は4日ぶりに仲間と汗を流し、患部の状態を確認。「もう大丈夫。開幕には問題ないと思います」と8月8日のホーム・徳島戦出場を視野に入れた。

 欠場した25日のJ1名古屋とのプレシーズンマッチは、グラウンド横で戦いを注視した。「シンプルに楽しかった」と攻守が激しく入れ替わる戦いを堪能しながらも、シーズンへ向けてのシミュレーションは欠かさなかった。「J2になると戦い方はがらっと変わる。守備の時はロングボールの対応も増え、ボールが空中にある時間はもっと長くなる。その中で自分たちがどう良さを出しながら相手の良さを消していくかが大事なポイントと思いながら見ていた」。正守護神としての戦いが予想されるリーグ戦へ、勝利へのイメージを日々、描いている。

 心をリフレッシュする機会もあった。

オフだった26日、DF中村とともに札幌市内で行われている「THEサッポロビヤガーデン」にゲストとして招かれた。シーズン中は「飲めないわけじゃないが、コンディションのことを考えて口にしない。甘酒とかは飲むけど」と笑うほど、酒には縁遠い。しかしJ2・J3百年構想リーグの最終戦で、チームへの残留を願うサポーターが出した「ビヤガーデンがお前を呼んでいる」という横断幕に応える格好で、参加を即決した。

 人生初のビアガーデンは「行ったらすごい盛り上がりで。想像以上だった」。驚きの中、質問にも答えるなどし、時を楽しんだ。「ああいう楽しい場所は好きなタイプなので。良い経験になったし、本当に行けて良かった」。応援の声を聞き、英気を養ってきた。

 今季、副主将を務めることになった。MF宮沢、堀米悠と主将のDF西野を支えることになるが「正直やることはあまり変わらない。

特に自分が気負う必要もない」と過度な意識はない。最もすべきことはただ一つ。「自分のやることに集中して、これまで以上にチームの勝利にこだわるだけ」。田川が強い決意を持ってゴールを死守していく。

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