宝塚歌劇団の元星組男役トップスター・寿美花代(すみ・はなよ=本名・髙嶋節子)さんが3日に老衰のため94歳で死去した。寿美さんの夫で俳優の高島忠夫さん(19年死去、享年88)の弟で、音楽プロデューサーの髙嶋弘之さんが6日、スポーツ報知の電話取材に応じ故人をしのんだ。

 寿美さんと忠夫さんは1963年に結婚。芸能界きってのおしどり夫婦として知られた。弘之さんは、寿美さんが宝塚の若手スターだった51年の「虞美人」で韓信を熱演していた姿を観劇していたという。「トップスターに上っていく姿を見ていましたが、当時は兄と結婚するなど夢にも思っていなかった。結婚することが決まって、家で弟の私にも丁重にあいさつをして下さったことを覚えています」と語る。

 63年にオープンしたばかりのホテルオークラで行われた結婚披露宴は「ものすごいパーティーだったと印象に残っています」。家族ぐるみの交流もあり「子どもたちが遊びに行ってはよく、すき焼きをごちそうになっていましたね」と振り返った。

 寿美さんが体調を崩してからのここ数年は会う機会はなかったという。「アーティストとして、兄の妻として母として、長い間ご苦労さまでした」と声をかけ「不幸な事件もありましたが、子どもたちも立派に育ち、仲のいい夫婦で人生を終えたということで彼女もいい人生だったと思います」としのんだ。

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