J1千葉は2026/27シーズン、17年ぶりの本格的なJ1リーグに挑む。スポーツ報知では複数のテーマから今季のチームを展望する。

最終回はタイトル獲得に向けて。

 チームは百年構想リーグに続き、今季の目標をタイトル獲得に定めた。J2時代とは異なり、今季は最大で国内3冠(リーグ、リーグ杯、天皇杯)を獲得できるチャンスがある。主将のDF鈴木大輔は「自分たちで高みを目指す。監督はねじ外してタイトル狙いにいくぞというところ(を言っている)。その高みを自分たちが思ってやることによって成長すると思うので本気で狙いたい」と20番目からの躍進を誓う。

 リーグタイトルにせよ、カップタイトルにせよ、昇格組として何より重要なのはスタートダッシュだ。開幕からリーグ戦では広島、町田、FC東京といきなり強敵との対戦が続くが、J1で戦う自信を得るためにもこの3試合で必ず勝ち点を積み上げたい。

 3試合中、ホーム開幕戦となる町田戦だけが唯一ホーム・フクアリでの試合に。しかも夏休みのお盆期間中と、昨年のJ1昇格プレーオフのような、相手をのみ込む雰囲気をつくり出す絶好の機会だ。アウェー戦を含め毎試合の入場者数を細かく把握し、サポーターとの一体感を大切にしている小林慶行監督が、昨年の昇格決定後に「来年はJ1に行く。そんなに簡単ではない。

難しい時間があると思う。でも、そんな時に本当にクラブをそのまま愛してもらえますか」とファンへ熱く呼びかけたことは記憶に新しい。チームはサポーターの力強い後押しを求めている。

 またリーグタイトルはもちろん、カップタイトルを狙うことは、チーム全体の底上げにもつながる。カップ戦で優勝争いを演じられるだけの力があれば、当然J1残留は堅い。

 幸運にも、秋春制移行最終年のシーズンに昇格を達成したことにより、百年構想リーグでJ1のレベルを体感することができた。本格的なシーズンでその経験値を生かし、2006年Jリーグ杯優勝以来のタイトル獲得を目指す。(綾部 健真)

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