シアトル・マリナーズが7日(日本時間8日)、本拠地でのレイズ戦終了後、球団創設50周年を記念して球団OBによる「ホームランダービー」を行い、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチローさん(52)は、第1ラウンド(1本あたり1点)で6本とジャックポットラウンド(同2点)の1本の計8点をマークしたが、オースティン・ノーラとステファン・ロメオがともに9点を挙げたため決勝進出はならなかった。優勝は12点のロメオとなった。

 イチローさんはホームランダービー後の会見に出席。次のように語った。

 ―結果について。

 「ここでも足りないのかよと思いました(笑)。こんなに足りないと、本当に足りない人認定されそうで怖い(笑)。残念でした。最後の1本が行かなかったのは多分行ったと思って隙が出たね。それはまた教訓なんだけど。もうこれは2回はないから、まさかここで隙が出るとはねと思いました」

 

 ―準備について。

 「初めてのことだったので、どれが正解か分からない。最後だったので僕は。中で十分時間があったし、どこで止めればいいのかが難しかったというのはありました。

でもすごく良かったのは、僕1人でアップで出た時に今日も負けちゃったし、どのタイミングでアップで外に出ようかなって。みんな打つ準備でケージに向かったんですけど、僕はアップから始めたい、アップしてキャッチボールして体を整えたいのがあったので、いつも通りやったんですけど、グラウンドに出た時の雰囲気がしびれる空気だったので、こんな経験いまだに俺しちゃうの?って感激しました。びっくりした。あのエネルギー何なんだろうねって思っちゃいました」

 ―イチローコールがあった。

 「必死だったからね(笑)。そこ聞こえてるんだけど、そんな余裕はなかった」

 ―4連発もあった。

 「あそこ盛り上がったからね。もう1本打ちたかったんだけど、なかなかそうはいかない。なんでこんな足りないんだろうね、僕。それを誰かに分析してもらわないとね。あとやっぱりキャッチボールをしたんですけど、あの時にあの距離を出したのは何年ぶりかっていう感じ。でもいける感触があったので、端から端まで。

それは新たな発見でしたね。普段の練習ではなかなか出ない力が、このエネルギーの中ではまだいけるんだって。それは自分に改めて期待が持てた。うれしかったです」

 ―本拠地だった。

 「もう必死だから(笑)。あ、盛り上がってもらってる、でもちょっと足りないからやらなきゃで、最後は必死だったから、そこの余裕は全然持てなかったですね。でもみんな喜んでくれてたから。(グリフィー)ジュニアとかビューナーも。なかなか今、心から喜ぶとか楽しむとかってなかなかできないでしょ? 表面的なものはたくさん見るんだけど、心からみんな喜んでくれてるっていうのが伝わってきて、すごくうれしかったです」

 ―最初の8スイングで5発。

 「全然いけると思ったよ。もう楽勝だとすら途中思ったけど、そうはいかない。やっぱりそうと思った時なんだよね、結局。

分かっているようで分かっていない自分がいるということだよね」

 ―体力について。

「体力は全然大丈夫。焦りが動きに影響するからそっちの方が、やっぱり焦っちゃいけない。いつも通りの動きをすればいいんだけど、それをさせてくれないというか自分自身ができなくなってしまうという。それは教訓ですね」

 ―最後の

 「焦りました。だって入ってると思ってたから。反応で行ってない、これフェン直だというのが分かるから焦りました」

 ―期待の声。

 「日本からもとんでもないエースが来てくれたんで、ENEOSさんから。それは僕がホームランを打てないってことは絶対にないことは分かってる。だけど他の選手であんなに打つとは思ってない。ロメオはそうなんだけど、ノーラがあそこまでやるとか信じられないです。キャメロンも何本か入れたし。

ヒーリーはパクストンのパフォーマンスがあってあれで盛り上げるっていう、それぞれ役割があって。でもあんなにやるとは思わなかった。そこも油断してました」

 ―どこを狙って。

 「もう越えれば、だって今そんな上までは無理だから。やっぱり僕がこれに参加する意義というのはホームランは力じゃない。この体でもフェンスは越えるというのをクオリティー高く見せることが僕の大きな役割だと思うので。不細工なホームランじゃダメなの。僕の特徴が出る動きできれいに飛んでいくというのが表現すべきものだったのでした」

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