卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 最終日(9日、横浜BUNTAI)

 男女の決勝が行われ、世界ランク3位の第1シード、張本美和(18)=木下グループ=が、ホームで日本女子初となるチャンピオンズ2勝目を飾った。準決勝で世界ランク6位の王芸迪(おう・げいてき)、決勝では同5位の前回女王・陳幸同(ちん・こうどう)の王国・中国勢をともに4―2で破った。

男子は兄・智和(23)=トヨタ自動車=が呉晙誠(韓国)に4―1で勝ち、大会2連覇。張本兄妹は、シニアの国内開催では初となる同一大会Vを成し遂げた。

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 張本智が忘れられない景色を再現した。先に優勝を決めた妹・美和からバトンを受けた呉との決勝。強化してきたサーブで先手を取り、ラリーで巧みに両ハンドを打ち分けた。4―1で勝利し、両手を突き上げて歓喜。「1回戦から美和は苦しい試合を乗り越えて、常にパワーをもらいながら勝ち上がれた」と感謝を込めた。

 昨年大会の優勝は今でも映像を見返すこともあるほどの喜びだった。ただ、今年は違った重みを感じていた。15歳だった18年7月に世界ランクで日本勢トップに立った。約8年間守ってきた立場を今年6月、急成長を見せる松島に明け渡した。全日本選手権でも2年連続で敗れている4歳下の松島と準決勝で4―2の激闘を制し「全日本もランキングも直接対決も負けてしまったら、完全に2番になってしまうプレッシャーがあった」と明かした。

兄として、日本男子の大黒柱として。真夏の横浜で意地を示した。(林 直史)

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