バレーボール女子日本代表が12日、都内でアジア選手権(21日開幕、中国)に向けた強化合宿を報道陣に公開した。優勝すれば、最短で28年ロサンゼルス五輪の出場権をつかむ今季最大の一番。

エース格のアウトサイドヒッター・佐藤淑乃(ミラノ)は「このチームで優勝したい気持ちが強い」と力を込めた。

 アジア選手権の1次リーグで戦う韓国、ベトナム、香港は現チームの動画データがないといい、未知のチーム。昨季まで所属したNEC川崎でアジアチャンピオンズリーグを経験する佐藤は、アジアのチームに対して「相手に合わせない」と意識し、日本の強みを貫くことを強調した。

 高さやパワーで世界に劣る日本が強みに据えるのはサーブだ。アジア各国も武器にする国は多いが、力の差を見せつけたい。7位で終えた7月のネーションズリーグ(NL)で、佐藤はサービスエースの本数がアジアトップの全体6位だった。スピードと予測が難しい無回転の軌道を併せ持つ「ハイブリットサーブ」が武器で、トスの角度を工夫するなど毎回変化を効かす。「どんな状況でも攻め続ける。サーブで流れを一気にチームに持って来られたら」と思い描いた。

 24年パリ五輪後に就任したフェルハト・アクバシュ監督の下、攻撃の“三本柱”に成長してきた佐藤。NLではサーブレシーブで崩され、武器の攻撃につなげられず、ベンチに下げられる場面もあった。悔しさをぶつける舞台だ。

「今季は苦しい時間もあったけど、成長したなと感じられる試合をしたい」と進化を示す。

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