今年2月のミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで、日本勢初の金メダルを獲得した三浦璃来さん(24)、木原龍一さん(34)が23日、インスタグラムで婚約を発表した。木原さんが三浦さんに氷上で指輪を渡す写真などとともに報告。

2019年夏のペア結成から7年。練習拠点のカナダでお互いを支え合ってきた「りくりゅう」が、私生活でも人生の節目を迎えた。

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 23日午前7時、吉報が舞い込んだ。ミラノ五輪でフィギュアスケートペア金メダルの「りくりゅう」が、SNSで婚約したことを発表。木原さんが氷上に右膝をつきプロポーズする姿に、三浦さんがほほ笑み返す様子の写真とともに「婚約しました。嬉しい時も、辛い時も、たくさんの時間を共に過ごし、支え合いながら歩んできました。いつしか、お互いにとってかけがえのない、なくてはならない存在となりました」とつづった。ファンにいち早く、婚約の時点で伝えたかったのか、「ようやく皆様にご報告できる」とも記した。

 2019年7月、名古屋市内でのトライアウトをきっかけにペアを結成した。木原さんが三浦さんを真上に投げた時だ。初めて経験する高さと滞空時間に、木原さんは「雷が落ちた」と相性の良さを本能的に感じ取った。それから7年。

慣れないカナダでの海外生活を共にし、支え合ってきた。ミラノ五輪で伝説となったフリー「グラディエーター」の衣装でのプロポーズ写真は、関係者によると、運命的な出会いを果たした2人の“原点”、名古屋市の邦和みなとスポーツ&カルチャーで撮影したという。三浦さんはX上で「お写真は、私たちがペアを結成した思い出の場所」と気持ちを込めた。

 23年に世界選手権を制し、同一シーズンに主要国際大会全てを制す「年間グランドスラム」を達成するなど日本フィギュア界で歴史を刻んできた。頂点に立ったミラノ五輪から帰国した後の会見では、公私ともに仲むつまじい2人の関係について、ストレートな質問も飛んだ。木原さんが「戦友じゃないですけど…」と言うと、すかさず三浦さんが「一緒にいて当たり前ですし、家族みたい」とフォロー。最後はお互いに「ご想像にお任せします」と、笑顔で声をそろえていた。

 今年4月に現役を引退。三浦さんは「木原選手が引退する時は私も一緒に引退」と“生涯りくりゅう”を宣言して、プロスケーターに転向した。7月には、初プロデュースとなるアイスショー「THE DESTINY」を開催。ペアとアイスダンスに特化した極めて珍しいアイスショーで、カップル競技の普及に力を尽くしている。今後は人生のパートナーとしての一歩を踏み出す。

「りくりゅう」は連名で「これからも支え合いながら、変わらず私たちらしく、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。今後とも、温かく見守っていただけましたら嬉しいです」と、思いを新たにした。(大谷 翔太)

 ◆木原 龍一(きはら・りゅういち)1992年8月22日、愛知県生まれ。34歳。中京大卒。4歳からスケートを始め、シングルで2011年世界ジュニア男子代表。13―14年シーズンからペア転向。五輪は高橋成美と組んで14年ソチ、須崎海羽と18年平昌、三浦璃来と22年北京、26年ミラノ・コルティナ大会に出場。趣味は野球、サッカー。174センチ。

 ◆三浦 璃来(みうら・りく)2001年12月17日、兵庫県生まれ。24歳。

大阪・向陽台高から中京大卒。スケートは5歳から。15―16年シーズンからペアに転向し、市橋翔哉と組み、19年夏に木原龍一と新ペアを結成。幼少期に空手経験があり、得意技は回し蹴り。趣味はアニメ観賞。146センチ。

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