制限速度を超えて自動車を運転し、対向車と衝突して相手にけがを負わせたとして自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の罪に問われた競泳元日本代表の本多灯被告の初公判が25日、東京地裁立川支部で開かれた。紺色のスーツ姿で出廷した本多被告は起訴内容について「間違いありません」と認め「2度と運転はしません。

反省し、罪を償っていきたい」などと謝罪した。

 本多被告は昨年11月21日午前、水泳の練習に向かうため車を運転。最高速度30キロの道路を時速88~108キロで運転して対向車線にはみ出し、対向車に衝突した。相手は顔面打撲、胸骨骨折など加療28日間のけがを負ったという。検察によれば、本多被告はスポーツカー好きで、前を走っていたスポーツカーが速度を上げたことで「負けたくないという対抗心が芽生えた。絶対についていってやろうと追いかけることに必死だった」と説明。最高速度は130キロにおよんだといい、本多被告は「前の車に何も考えずについていってしまった。冷静な判断ができなかった」などと語った。

 本多被告は3月の日本選手権に出場。男子200メートルバタフライで8月のパンパシフィック選手権(米アーバイン)、9月のアジア大会(名古屋)の代表に内定していたが、7月末に辞退した。検察は本多被告に拘禁刑1年を求刑。弁護側は、執行猶予付きの判決を求めた。

本多被告は「事故を起こして被害者の方に怪我を負わせてしまい、大変申し訳ありません。日常生活にも支障が出ていると思う。謝罪しても仕切れません」などと謝罪の言葉を述べた。

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