◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―5巨人(26日・神宮)

 巨人がヤクルトに逆転勝ち。2カード連続で勝ち越しを決め、首位・阪神と1・5差に詰め寄った。

3―2から同点に追いつかれた直後の9回、甲斐拓也捕手(33)が劇的な今季1号を放った。移籍2年目。今季8試合、14打席目での初安打がチームを連勝に導いた。

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 甲斐の「アフターファイブ」が変わった。「やることがいっぱいで」と試合後は即帰宅し、データとにらめっこの加入1年目。「今年はジャイアンツに来てから若い選手とゆっくり話す機会が少なかったから」とファーム遠征のデーゲーム後は、焼き肉店で卓を囲む「甲斐拓也会」が恒例となった。後輩に気を使わせないよう、2時間前後でスパッと締める。率先して肉を取り分ける兄貴分に、ヤングGの緊張も解けていった。

 育成から日本一の捕手に駆け上がった男だからこそ、心の機微を察知する。捕手だった中学時代から憧れてきた浅野は「誰に対しても優しくて裏表のない人。『俺ならお前をこう攻める』って教えてくれたりするんですよ」。10歳以上離れたナインから向けられる尊敬のまなざしに、甲斐は「みんな、なめてますね」と照れくさそうに笑った。

若手と過ごしたファームの4か月間は、新しい財産だ。(巨人担当・内田 拓希)

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