2016年公開の映画「うつくしいひと」(橋本愛主演)の令和8年熊本地震チャリティ上映会が30日に都内で行われ、俳優の高良健吾、行定勲監督が登壇した。

 熊本出身の高良は撮影当時を振り返り、「最初に撮った時は地震なんて起きるとは全く思っていなかった。

熊本の人に喜んでほしくてやったものだったんですけど(2016年に)地震が起きて熊本が傷ついて、映画、芸能に携わる自分たちができることはなんだろうと考えた時、傷ついた熊本も記録として残して、地元の人に喜んでほしいという気持ちがありました」と今作への思いを語った。

 2016年の熊本地震から10年という節目を迎えたタイミングで、「令和8年熊本地震」に見舞われ「だんだん復興していく姿を見ていたからこそ、地元の人たちは悔しいだろうなって」と故郷に思いをはせた。それでも、熊本市内を始め、復興が進んでいることを強調し「『熊本に行きづらい』とか『自粛しよう』っていうのは悲しい。行くことで応援できる部分もあると思っています。本当にいい場所だと思っていてみんなに自慢できるし、1回行ったら好きになってもらえる場所」とアピールした。

 今も各地で復興が進められているが、「復興はすぐ終わるものじゃない。1年とかそんな単位ではなくて、長い目で携わっていかなきゃいけないもの。だから、東京でできるものはこういうことで、地元のためにやれることを考えていきたい」とまっすぐに語った。

 今作でメガホンを取った行定監督も熊本の出身。今作を通して「伝聞する役割が映画にはあると思う。(当初は)熊本の情緒を見てほしかったんですけど、だんだん意味合いは変わっていきながら映画が人と人をつないでいく。地震が起こっても元気になっていく熊本を応援してください」と呼び掛けた。

 7月28日に発生した「令和8年熊本地震」を受けて、復興へ取り組んでいる市民・県民の方々に、映画の力でエールを送ることを目的としたイベント。10年前の「熊本地震」から継続的に開催されている「くまもと復興映画祭」の一環として行われ、売上は日本赤十字社を通じて、被災地へ届けられる。

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