◆JERAセ・リーグ 巨人4x―3DeNA(1日・京セラドーム大阪)

 巨人・丸佳浩外野手(37)が自らのバットで、すぐさまミスを帳消しにした。0―1の初回無死二、三塁。

フルカウントから石田裕の外角低めシンカーを左前へはじき返した。一時逆転の2点適時打。一塁に到達すると、安堵の表情を浮かべた。

 「内野陣も前に飛ばせば1点を取れる守備隊形だったので、ヒットを打たなきゃとか自分で追い込まずいきました。でも、久々の登板だった戸郷に負担を掛けることをしちゃったので、何とかやり返したかった」

 直前の左翼守備では、1死一、二塁からエンカーナシオンの打球をファンブルし、先制点を献上する失策に。それだけに、心は熱かった。「ぜひこういう時こそチームの助けになってもらいたいし、なり得ると思ったので、(6月14日以来の)3番で出てもらった」という橋上監督代行もベンチから拍手を送った。

 1か月ぶりのスタメンだった8月30日の阪神戦は4打数4安打。2戦連続で力を発揮し、5打席連続安打とした。今季は代打出場が多いが、スタメンでなくとも常に相手投手との対戦をベンチから仮想してグラウンドを見つめる。「この球を打っていこう、この球を我慢しようというのは、ちゃんとイメージしている。もしかしたらそれが最近のいい結果になっているかもしれない」と自己分析した。

 前カードで阪神に喫した3連敗を引きずらずに勝利。ベテランも「ああいう形でやられちゃったんで。勝てて良かった」と、うなずく。終盤戦に必要不可欠と感じさせるプロ19年目の存在感だった。(田中 哲)

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