◆JERAセ・リーグ 巨人1―3阪神(30日・甲子園

 3連敗を喫した天王山で、巨人・丸佳浩外野手(37)が孤軍奮闘した。0―3の9回先頭。

虎の新守護神・工藤のカットボールを強烈にはじき返して中前打。「1、2試合目とも苦しい展開でしたから。何とかいいものが出せればと思っていた」。昨年8月19日・ヤクルト戦(神宮)でサイクル安打を達成して以来となる1試合4安打。そこからチーム唯一の得点が生まれた。

 Gキラーに一人で立ち向かった。「5番・左翼」で7月21日・広島戦(東京D)以来の先発。試合前まで10連敗を喫していた相手先発・才木から、2回1死の第1打席で右翼に二塁打。4回2死、6回2死一塁でも連続で右前打を放ち「久々のスタメンでしたけど、1打席目からコンタクトできた。内容としてはすごく良かった」。昨季9打数4安打、1本塁打で打率4割4分4厘と好相性を誇った右腕を完璧に仕留めた。

 終盤の切り札として起用が増えた19年目も、カード前の移動日に3連戦で対戦しうる全投手のデータをインプット。

動画分析が全盛の現代でも「紙が一番大事。全てが詰まっているから」と映像に頼らず、活字で頭にたたき込むのが流儀だ。代打で打率3割1分4厘、2本塁打の勝負強さは、抜かりない準備に裏打ちされている。

 この日は守備でもスライディング好守を見せるなどハッスルプレー。伝統の一戦は屈辱の7連敗となったが「下を向いている暇はない。そこは皆分かっている。また火曜日」とベテランらしくナインに声を掛けた。

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