◆JERAセ・リーグ 広島1―3ヤクルト(28日・マツダスタジアム)

 ヤクルト・奥川恭伸投手(25)が苦しむチームを救った。1ゲーム差に迫ってきた広島を8回5安打1失点に封じて7勝目(8敗)。

バットでも自ら適時打を放ち、チームの連敗を「6」で止めた。7月22日、今月7日と連敗を「7」で止めており、みたび大型連敗ストッパーの役目を果たした。

 ホッとしたように笑顔がこぼれた。7回を終えて106球。8回もマウンドに上がると、たった6球で3者凡退で抑えた。気温30度を超える蒸し暑い敵地での熱投に「もちろんしんどいですけど、チーム状況もあるので、とにかく言われたら意気に感じて行くという、それだけですね。でも(8回を任されて)うれしかったです」と頬を緩めた。

 バットでも魅了した。4回に増田が左前へ先制打を放つと、なおも2死一、二塁で中前適時打。「あまりヒットとか打てていないのですごくうれしかった」と一塁塁上では両手を挙げた。試合前の時点で今季36打数1安打の打率2分8厘。池山監督は試合前に「下位でチャンスが作れないとなかなか複数点にならない。

だからいい時はやっぱりピッチャーが打ってね。ヒットを打ってくれて点数になってくれれば」と少し大きすぎる期待を込めていたが、初球の直球をしっかりはじき返した。今季39打席目での2安打目で、プロ118打席目での通算2打点目。打点を挙げて勝利投手にもなるのは自身初だった。

 3位・DeNAも勝ってCS進出圏内へは変わらず1・5差。5、6位の中日、広島とは2差に広げた。あと28試合。「残りの試合は気持ちですね」と、意気込みを新たにした。(安藤 宏太)

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