◆JERAセ・リーグ DeNA―中日(28日・横浜)

 中日は先発した高橋宏斗投手が圧巻の投球を見せたが、一気に逆転を許す悲劇となった。

 高橋は7回2死まで一人の打者も許さなかった。

最速157キロの直球とキレのあるスプリットがさえ渡り、DeNA打線に付け入る隙を与えなかった。だが、筒香に四球を与えて球団初の完全試合は逃した。スタンドからどよめきと落胆の声が響く中、マウンドの右腕も「うわぁ~」と悔しさをあらわにしたが、すぐさま切り替えた。2死一塁から、暴投でこの日初めて二塁に走者を置いたが、最後は4番・エンカーナシオンをカットボールで空振り三振に抑えて、ほえた。

 ノーヒットノーランの望みは残していたが、8回、先頭・佐野に中前安打を許すと、そのまま右手を気にするそぶり見せて降板。すると、2番手・吉田がヒット、犠打、四球で満塁のピンチを招き、2死から3番手の斎藤が度会に同点2点打を浴びた。さらに続く牧にも中越え2点二塁打を許し、このイニング一挙4失点で逆転された。ベンチで見守っていた高橋宏もぼう然とするしかなかった。

 チームは前日(27日)の阪神戦でも8回に坂本に逆転2ランを許して、今季初の6連勝を逃した。逆転でのCS進出に向け、負けられない3位・DeNA戦で悪夢が待っていた。

編集部おすすめ