◆JERAセ・リーグ 広島1―3ヤクルト(28日・マツダスタジアム)

 ヤクルトが28日、広島戦(マツダ)で勝って、連敗を「6」で止めた。先発した奥川恭伸投手(25)が、8回112球で5安打1失点で7勝目(8敗)をつかむ快投を見せただけでなく、自ら適時打を放ってチームを勝利に導いた。

 7回を終えて106球。8回表2死一塁で奥川に打席が回った。もちろん代打を送る選択肢もあったが、奥川は打席に立った。ベンチからの信頼の証しだった。

 池山監督「代打は考えなくて。8回も行かせようと思っていました」

 奥川「『行くよ』っていうことだったので、自分も心を決めて、少しでも長いイニングを投げて、チームに貢献したいなと思っているので、意気に感じて行きましたね。もちろんしんどいですけど、チーム状況だったりとかもあるので、とにかく言われたら行くというのを意気に感じて行くという、それだけですね、でもうれしかったです」

 打席では二ゴロに倒れたが、8回のマウンドにも立つと、たった6球で3者凡退に抑え、ベンチの期待に応えた。9回は清水が締めくくって6連敗ストップ。奥川の快投が苦しいチームの悪い流れを止めた。

 奥川「いつも通りやることやるだけかなという風に思っていた。うれしいですね。うれしいですし、またたくさん勝てるように頑張りたいなと思います」

 池山監督「素晴らしい投球だし、8回もポンポンポンとおわってくれたので、9回もちょっと迷いましたけど。

マウンドさばきも非常に(よかった)。前回は初回打たれましたけど、今日の試合の入りも非常に安心して見られるような投球だったので、古賀選手もうまくリードをしてくれた」

 試合開始前の時点で今季は36打数1安打の打率2分8厘。プロ通算でも100打数8安打の打率8分で、この日の1打席目も三振を喫したが、2打席目にも貴重な追加点となる中前適時打。一塁塁上では両手を挙げてよろこんだ。

 奥川「(投球が)楽にはならないですけど、1点取ったので、取られてもいいやくらいの気持ちで投げていましたね。あまりヒットとか打ていないのですごくうれしかったですね。バッティングはあんまり自信ないんですけど、本当にヒットになってくれて、よかったなと思っています」

 池山監督「打つ方でも0割台まで落ち込んでいたので、あの1本は非常にチームにも大きかったし、自分自身の投球にも大きく影響したんじゃないかなと思います」

 25歳の背番号「18」が広島で輝いた大きな1勝となった。

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