◆第40回セントウルS・G2(9月6日、阪神競馬場・芝1200メートル=1着馬にスプリンターズSの優先出走権)

 盤石なレース運びでの3連勝となった。それでも、先週の中京2歳Sに続く重賞Vとなった松山は冷静。

「本当に理想な形でした。いいスピードを持っていて、非常に強いと思います。この先G1でも楽しみな馬だと思います」。素質が開花したフリッカージャブに淡々と太鼓判を打った。

 レースも終始、泰然自若。好発からハナへ立つも、1コーナー手前からピューロマジックが大逃げ態勢へ入る。しかし、これも想定内。2番手から自分のペースを保った。馬も鞍上の意思にきっちり応え、最後の急坂を力強く駆け上がる。1馬身差突き抜けたところがゴール。時計もコースレコードに0秒2迫る優秀なものとなった。

 もう何の不安もないだろう。

坂路で軽々と50秒台をたたき出すが、芝での全5勝は直線平坦。だが、阪神でもしっかりと脚を伸ばし、急坂にも対応した。ダートEコースでの調教も取り入れた鞍馬Sから3連勝に、西園調教師も「連勝して馬もいい雰囲気でした。春先と比べて成長してくれていますし、馬体もパンプアップしていますね」と成長した姿に目を見張った。

 うれしい親子重賞制覇にもなった。今年3月に定年引退した父・正都氏は13年にハクサンムーンで同レースを制覇。阪神へ応援に駆けつけ、優しい目で息子を見つめた。「すごくいい競馬だったと思います。問題なかったらスプリンターズSに行きたい」と翔太師。ムーンが続戦して2着に敗れた大舞台で、大仕事を成し遂げる。(松ケ下 純平)

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