ミコノス島から突然届いた“辞表” マンチーニ、イタリア代表復...の画像はこちら >>

代表監督に復帰したマンチーニ氏 photo/Getty Images

イタリア代表をEURO制覇へ導いた名将に何が起きたのか

ロベルト・マンチーニのイタリア代表復帰によって、3年前に起きた“異例の別れ”が再び注目を集めている。

イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は、マンチーニが2023年8月にアッズーリの指揮官を退いた際、ギリシャのミコノス島から電子認証メール(PEC)を通じて辞任を届け出ていたことを改めて報じた。



当時のマンチーニは、イタリア代表を率いてEURO2020(2021年開催)制覇を達成した英雄だった。さらに2023年8月上旬には、イタリア代表全体のサッカー部門を統括するコーディネーター職にも就任し、U-21やU-20代表の技術責任者も兼任するなど、協会から大きな役割を任されていた。

しかし、そのわずか数日後に状況は急変する。

マンチーニは8月13日、ミコノス島から辞任を通知。その後、同月27日にはサウジアラビア代表監督就任を発表した。契約は3年間で、年俸は2500万ユーロ(約45億円)とも報じられる破格の条件だった。

サウジ行きを決断したマンチーニの下には、長年のスタッフも集結した。ファウスト・サルサーノ、シモーネ・コントラン、アッティリオ・ロンバルドらが加入し、マンチェスター・シティ時代にも関係のあったヤヤ・トゥーレもスタッフに加わった。

一方で、イタリア代表を去った理由については、スタッフ体制の変更も影響したとされる。マンチーニ就任後、代表スタッフには入れ替えがあり、本人との間で考え方の違いが生じたとも報じられていた。

だが、サウジでの挑戦は長く続かなかった。

マンチーニ率いるサウジアラビア代表は、アジアカップでベスト16敗退。
さらに2026年ワールドカップ予選でも苦戦し、最終的には2024年10月に契約解除となった。

わずか14カ月で終わったサウジでの指揮。契約には高額な違約金条項が含まれていたとされ、退任時には巨額の補償金を受け取った可能性も報じられている。

「すべて嘘だ」と本人は高額な違約金報道を否定したものの、少なくとも大きな金銭的代償を残した別れだったことは間違いない。

そして現在、マンチーニは再びイタリア代表の指揮官としてアッズーリの再建を託されることになった。

EURO制覇の栄光から、突然の辞任、サウジでの失敗、そして復帰。波乱に満ちた3年間を経て、名将は再び母国の未来を背負うことになる。

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