「1000億円超」の大型契約が消えた! アフリカ杯を2年周期...の画像はこちら >>

前回のアフリカ杯はセネガルが決勝で勝利したものの優勝剝奪となった photo/Getty Images

大型契約が白紙に

アフリカサッカー界を揺るがす巨額のビジネス問題が浮上した。英紙『The Guardian』は、アフリカサッカー連盟(Caf)が少なくとも10億ドル(約1500億円)規模の大型契約を白紙にしていたと報じている。



同紙によると、CAFは2025年、アフリカネイションズカップ(Afcon)を含む大会のマーケティング・商業権をまとめて売却する入札を実施。8年間で少なくとも10億ドルの収入を確保できる可能性があったという。

しかし、CAFは2025年12月、Afconの開催周期を従来の2年に1度から4年に1度へ変更することを決定。この方針転換によって大会の商業権の内容そのものが変わり、2025年の入札手続きを継続できなくなった。

CAFの広報責任者も、2025年の入札が中止された最大の理由について、Afconの開催周期変更だったことを認めている。

当然ながら、スポンサーや放映権者にとっても大きな問題となる。8年間で4大会開催される従来のサイクルと比べ、4年周期なら同じ8年間で開催されるのは2大会だけ。ある元サッカー協会会長は「4大会分の契約と同じ金額を、2大会しかない契約で支払うスポンサーはいない」と指摘している。

CAFは2019年以来、長期的な財政基盤を確保する大型契約を結べていない。

さらに過去には、2016~2028年を対象とした10億ドル規模の最低保証契約をフランス企業ラガルデールと締結していたものの、2019年に一方的に解除。長期にわたる法廷闘争の末、CAFは2022年、契約解除に伴う補償として5000万ドル(約74億円)を支払うことになった。

今回、CAFは2028年、2032年、2036年のAfconについて新たな商業権入札を開始している。


ただ、開催周期を4年に変更したことで、アフリカサッカー界が失った可能性のある巨額の収入は決して小さくない。大会の価値を高めるための改革が、逆にCAFの財政面で大きな代償を生む可能性もありそうだ。

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