韓国代表の新監督モレノ氏に現地ファンは期待と不安 「トレンデ...の画像はこちら >>

韓国代表の暫定監督に就任したモレノ氏 Photo/Getty Images

戦術面を評価する声がある一方、過去の経歴を不安視する意見も

大韓サッカー協会(KFA)は、スペイン人指揮官のロベルト・モレノ氏が、韓国代表の暫定監督に就任することを発表した。契約は11月27日までの短期間で、9月から11月までの計6試合の国際Aマッチを指揮し、評価次第では、来年1月のアジアカップまで指揮できる条項が含まれているという。



韓国サッカーは今夏の北中米ワールドカップの結果を受け、ホン・ミョンボ前監督が辞任。さらにチョン・モンギュ前会長も責任を取る形で辞意を表明した。加えて、ホン・ミョンボ氏の監督選任過程を巡ってKFA本部などに警察の家宅捜索が入ったほか、過去の外国人審判への性的接待疑惑も浮上するなど、KFAは現在、相次ぐ問題に揺れている。

そんな混乱の最中、KFAは代表チームの監督およびコーチングスタッフの公募を実施。選考の結果、モレノ氏を含む計6名のスタッフが新たに就任することになった。モレノ氏はこれまで、ローマやバルセロナなどでアシスタントコーチを務め、スペイン代表でもアシスタントコーチと監督を歴任した経験を持つ。今回モレノ氏を選任した背景について、KFAは戦術設計や相手分析におけるデータ活用能力に加え、韓国サッカーへの深い理解、さまざまな戦術的代替案を提示した点などを評価したと説明している。

就任発表を受け、韓国最大のコミュニティサイト『INVEN』にはモレノ氏に関する投稿が登場。あるユーザーは同氏について、「非常に戦術の勉強をしている」「自分の戦術書も書くほど熱意がある」と紹介し、「理論は非常に強い戦術家」「現代戦術の面でもトレンディ」と評価している。また、今回の監督選考に向けた準備についても好意的に受け止めており、モレノ氏が今回の選考に向けて「かなり徹底的に準備していた」と評価。新指揮官の戦術面に期待を寄せる声が見られた。

一方で、モレノ氏の過去については懸念も示されている。
同ユーザーは、スペイン代表でルイス・エンリケ氏のアシスタントを務めていた時期の関係や、ロシアのソチFCを率いていた際に「ChatGPTを使って選手獲得や戦術を組んでいた」とする騒動にも言及。もっとも、ChatGPTを巡る件についてはモレノ氏自身が誤解だと説明していることも紹介されているが、投稿者はこうした過去を踏まえて不安も示している。

また今回の人事そのものに対しても、KFAへの不信感をにじませる声もある。同投稿では、ホン・ミョンボ前監督の退任を経て新たなスタートを切る韓国代表について「まだ洗濯が完全に終わったわけではない」と表現。モレノ氏への期待を示しながらも、協会側には依然として課題が残されているとの見方を示している。

KFAの公式SNSでも就任がアナウンスされると、韓国のサッカーファンからは「ようこそ」「これまでとは違う試合を見せてくれることに期待」「最も魅力的な監督」といった歓迎、肯定的なコメントが多く見られた。一方で、「監督としてのキャリアが良くないから心配だ」といった否定的なコメントも少なからず見られる。

韓国代表は9月から10月にかけて、エクアドル代表、ウルグアイ代表、ベネズエラ代表、ウズベキスタン代表と親善試合を行う。さらに11月にも2試合が予定されており、モレノ氏はまず計6試合でチームを率いることになる。

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