神奈川県が4車線化事業を進めていた県道22号「横浜伊勢原線」の一部区間がこのほど4車線化されました。「新東名の並行道路」の側面をもつ重要幹線の改良が進められています。
横浜伊勢原線はその名のとおり、横浜市と県央の伊勢原市を東西に結ぶ路線です。順次4車線化が進められており、海老名市内の約0.5kmが2026年6月5日に4車線供用となりました。
この東側では、藤沢市から続く約4.2kmが「用田バイパス」として2015年までに4車線化済みで、今回はそれに続く区間となります。しかしながら、2車線に細る海老名市内は慢性的なボトルネックとなっており、引き続き残り約1.5kmの4車線化が進められています。相模川の対岸の厚木市内は4車線となるものの、川を渡る「戸沢橋」が2車線のうえ、周辺に橋が少ないことから慢性的に混雑しています。
横浜伊勢原線は、厚木市内から伊勢原市内にかけては新東名の並行道路となっていますが、その新東名は、海老名市内で圏央道に接続する海老名南JCT以東が事業化されていません。ただ、構想としては存在し、横浜伊勢原線がその並行道路になる可能性があります。
国の構想では、新東名を海老名南JCT以東へ延ばし「横浜環状道路(西側区間)」へ接続させるビジョンが示されており、神奈川県はこの区間を「武相幹線」と呼称しています。横浜環状道路は首都高の横浜北西線、横浜北線、大黒線、湾岸線などからなる高速道路としての環状線構想で、現在は圏央道の一部となる「横浜環状南線」(釜利谷JCT-戸塚IC)の建設が進んでいます。しかし、この横浜環状南線と北西線をつなぐ「西側区間」は、新東名と同様、構想段階にとどまっています。
西側区間について横浜市は「首都圏の道路ネットワーク計画や本市の道路状況などを見ながら検討」するとしており、新東名の海老名南JCT以東も含め、本格的な検討は環状南線の整備がある程度進んでからになるかもしれませんが、その際には新東名に並行する幹線道路として横浜伊勢原線の状況が考慮される可能性があります。

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