日向坂46小坂菜緒
撮影/神藤剛

2026年8月に加入9周年を迎える、日向坂46の二期生・小坂菜緒。加入当初からエースとしてグループを代表する機会が多かった彼女が、先輩や頼れる同期が卒業し、そして彼女の後ろに多くの後輩が集まったこのタイミングで語る思い。

そして、残った同期であり盟友・金村美玖と引っ張った「7回目のひな誕祭」について語ってくれたインタビューを、一部抜粋してお届けします。

【写真】小坂菜緒×青=最強カット

青に刻まれた歴史

──先ほど『ひな誕祭』での金村さんとの話がありましたが、そのステージでの期別ブロックでは初日に一期生の佐々木美玲さんのソロ曲『わずかな光』を、2日目は同じく一期生の加藤史帆さんの卒業ソロ曲である『どっちが先に言う?』を2人で披露しました。

小坂菜緒:『わずかな光』は私も金村もたくさん聴いて、歌っている美玲さんの姿もいっぱい見ながら活動してきた思い出の楽曲です。だからこそ、本当に大切に歌いたいという思いがありました。歌い出しは金村からだったんですけど、見えない希望を探し出す、掴めない希望を自分の手を伸ばしながらさまよっていくという歌詞が、すごく金村に合っていると思います。ボイトレのときにも、彼女の力強い歌声の中でのやさしさが、表現として際立つなーと思いながら聴いていました。そんな金村の歌があってこその今の自分の歌なんだろうなって思えたし、2人で『わずかな光』を歌うことなんてないと思っていたので、あのタイミングで歌えたことが、すごくうれしかったです。

──『どっちが先に言う?』については?

小坂菜緒:配信ミニライブで史帆さんが披露してるんですけど、史帆さんの卒業セレモニーでは披露されなかったので、この曲をファンの皆さんの前で披露するのは初めてだったんです。恋愛楽曲ではあるんですけど、タイトルからして私と金村の関係性に似ているんです。お互いに真面目な話では言葉を交わさないというか、改まって相談をする間柄ではなくて。でも、あうんの呼吸で言わなくても伝わる存在なんです。そんな2人の関係性を考えつつ、あとは史帆さんへのリスペクトです。事前に連絡して、歌うことも伝えました。

そしたら、「すごくうれしい!」って言ってくださって。その言葉を胸に、史帆さんに届ける思いも込めて披露させていただきました。歌っているとき、会場が(加藤のサイリウムカラーだった)青に染まって、史帆さんの声で直接届けることはできなかったけど、楽曲の中に史帆さんの思いがあるんだな、ファンのみなさんにも史帆さんへの思いが残っているんだって、グループの歴史を感じられたこともうれしかったです。

──大きなステージでの期別曲パートで2人だったことで、あらためて感じたことは?

小坂 私たち2人が最後の二期生なんだって、めちゃくちゃ実感しましたね。まさかなおみくの2人が残るなんてって、松田(好花)が卒業するときに、たくさん言われたんです(笑)。

──どういう想定だったんですかね(笑)。

小坂菜緒:よくわからないですけど(笑)。でも、『クリフハンガー』のミーグリのときに「ここまで残ってくれてありがとう!」って、感謝の気持ちを伝えられることが圧倒的に多かったです。休業した時期もあったので、心配されてる方も多いかなと思います。実際、二期生の中で毎シングルごとに卒業するんじゃないかって言われていたので(笑)。それを知っていたので、どのインタビューでも「まだまだやりたいことがあるので、全然大丈夫です!」って、何度も言ってきたんです。でも、全然信じてもらえなくて(笑)。

──あんまり大丈夫だって言われると、逆に勘ぐってしまうというか(笑)。

小坂菜緒:もちろんいずれ、いつかその日が来たら見送っていただけたらうれしいし、その日が来るまでは応援していただきたいなと思います。卒業を心配してくださるのは、真剣に応援してくださったいるからこその思いだと思うし、それが好きの気持ちだと受け取ってもいるんです。でも、今は過ぎれば過去になっていくものだから、だったらいつどんなときでも目を逸らさず、どの瞬間も見逃さず、〝今〟をたくさんの人に見ていただきたい。それが一番の願いだし、私の思いです。

──「まだまだやりたいことがある」というのは、本音なわけですしね。

小坂菜緒:後輩のためにもグループのためにも、そして自分の未来のためにも、日向坂46でやりたいことはまだまだあります。

取材・文/大久保和則

まだまだ続くインタビューは「BUBKA7月号」をチェック!「小坂菜緒:日向坂46という存在が今の私を突き動かしている原動力です」

小坂菜緒プロフィール

こさか・なお=2002年9月7日生まれ、大阪府出身。愛称は「こさかな」。

編集部おすすめ