記事は古代から近代に至るまでの歴史を振り返る形で、日本の「小中華思想」について紹介。
それ以後、日本は非常に自覚的に中国との対等な関係を保つことに注力し、中国に対して決して屈服しない心理を持つに至ったと説明。日本人は遣唐使を派遣して中国の文化を学ぶ一方で、決して中国に対して自らを「臣」とは名乗らなかったとした。さらに、東アジアの冊封体制における「中華思想」の影響を受け、早い時期から日本にも「小中華思想」が出現、自らを「中国」として日本列島上でまだ統治が実現できていない部族を「夷」と称する考え方が生まれたと解説した。
さらに、中国が異民族による支配を受けると、日本人は朝鮮同様「中華はすでに滅んだ」と認識するようになり、自らこそが中華文化の正統な継承者であるとの認識を持つようになったと指摘。
記事は、清朝末期に中国国内が弱体化すると、日本国内では中国に代わって日本が盟主となる新秩序を構築しようとの動きが出てくるとし、1874年に台湾を侵攻、79年には琉球を呑み込み、94年には日清戦争を起こし、翌95年の下関条約によって中国を中心とする東アジアの国際秩序を完全に崩壊させたと論じた。そして、これ以後日本では中国に対する尊称が「支那」という蔑称に代わって行ったとした。
記事は最後に、「日本の歴史のなかで堆積した『小中華』の考え方が存在するゆえに、日本の一部勢力は中国が再びアジアの中心になるまで台頭することを容認できないのだ」とまとめ、日中関係を分析する際には「この日本人独特の心理状態を忘れてはならないのである」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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