『M-1グランプリ2016』で見事に優勝を手にしたお笑いコンビ・「銀シャリ」。正統派のしゃべくり漫才を真骨頂とし、クラシックな漫才の可能性をあらためて世に認めさせた実力派だ。


とくにツッコミの橋本直(36)は、関西学院大学経済学部を卒業した知性派で、ツッコミやロケ番組では語彙のセンスに知性がにじみ出る。そんな橋本の意外な一面といえば、「ジャニーズ好き」だろう。

今回はそんなジャニーズ好きの一面が特に出ていた「関ジャニ∞」と銀シャリの絡みを振り返る。

「笑い」もできる関ジャニ∞と芸人の絡み


関ジャニ∞といえば、歌とダンスだけでなくジャニーズの“笑い”も担う器用さがウリだ。一発ギャグでファンを沸かせる丸山隆平、芸人泣かせのツッコミで大物芸能人にも切り込む村上信五、舞台『未定』でも発揮されたシュールでコアな笑いを極める渋谷すばる……と、個々のポテンシャルが高く、ファンもまた、笑いに厳しい印象が強い。

「あえてエイトと呼ばせていただく」発言にエイター歓喜


そんな関ジャニ∞ファンを喜ばせたのが、かれらの冠番組『ジャニ勉』に銀シャリがゲスト出演した回だ。登場早々、橋本のジャニーズファンっぷりが炸裂する。

「エイトレンジャー楽しみにしてます!」
「あえてエイトと呼ばせていただきたい。
今日のゲストは鰻君で、僕はエイターのひとりとして参加させてほしい」
「ドームすいません!」


『エイトレンジャー』といえば、大ヒットを記録した関ジャニ∞主演映画。また「あえてエイトと呼びたい」「エイターとして参加したい」という発言は、関ジャニ∞ファンがかれらを「エイト」と呼び、メンバーがファンを「エイター」と呼ぶため。

これには村上信五も「エイター知ってるって相当ですよ(笑)」と驚きの色を隠せない様子だった。
さらにマニアックな知識といえる「ドームすいません」。これは、2012年に開催されたツアー「『KANJANI∞ 五大ドームTOUR EIGHT×EIGHTER おもんなかったらドームすいません』」から。

これには、エイターも「銀シャリ、マジでエイトに詳しい」「橋本はジャニヲタガチ勢」などと喜びの声をあげた。


「関シャリ∞」の誕生!?


芸人の「兄さん」「相方」という“もっちゃり”した呼び方が気にくわない、「ぶさいくだから男前に憧れる」などと熱弁する橋本は、対照的なジャニーズの世界に強く憧れていることを明かす。

そんな橋本たっての願いから、番組内で結成されたのが「関シャリ∞」だ。エイトのメンバーに混じって「膝の力が抜けたように階段を降りたい」と「Mステ」の登場シーンを再現。念願叶った橋本は、放送されたら「高画質モードで録画する」と鼻息荒く歓喜した。

2016年には再び「ジャニ勉」に出演


そんな銀シャリだが、4年の月日を経て2016年7月に再び「ジャニ勉」にゲストとして登場。ここでは丸山隆平の舞台『マクベス』にも触れて、「おめでとうございます。われわれファンの間では『マルベス』って呼んでます!」と、あいかわらずのジャニヲタっぷりを見せた。
これには丸山も「舞台の情報まで知っていただけるとは!」と感激した模様。

これまで、『探偵!ナイトスクープ』(ABC朝日放送)をはじめ、ロケ番組でもその力量を発揮してきた橋本。今後はバラエティ番組で、愛するジャニーズとの絡みの機会も増えるだろう。お笑いファンだけでなくジャニーズファンも必見だ。
(ヤマグチユキコ)

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