おぎやはぎ小木博明が、11日放送のTBSラジオ『おぎやはぎのメガネびいき』で“画家”大宮エリーを絶賛し、話題になっている。

 以前から大宮と親交のある小木は「最近、大宮エリーと話したんだけど、あいつ、いつの間にか画家になってんの」「すごいのよ。

ものすごい人から評価されて。結構な額で売れるような」と発言。さらに、「水彩画みたいなんだけど、鳥とか葉っぱ描いてて。色合いがいい」「自分の力強い感覚が出てるいい絵」と絶賛していた。

 大宮といえば、東大卒業後、電通に入社。CMプランナーとして活躍後、独立して映画『海でのはなし。
』で監督デビューした。さらに舞台の作演出、テレビの脚本、作家、ラジオパーソナリティーなど、多方面で活躍。絵を描くようになったのは2013年、現代美術を扱う「小山登美夫ギャラリー」の小山氏からの依頼がきっかけだったという。それまで、学校の美術の時間くらいしか絵を描いた経験がなかった大宮だが、「これも何か“ドア”が開くことなのかもしれない」と思い、ライブペインティングにもチャレンジ。以降、15年の初の絵画展「emotional journey」を皮切りに定期的に個展を行っている。

 しかし、独創的な作風ゆえ、アンチも少なくない。
大宮は昨年、松居一代船越英一郎の泥沼不倫騒動の際、松居から「船越の不倫相手」と名指しされ、大宮が船越に送った手紙と“おちんちんシール”なるものが注目を集めた。確かにそのシールのイラストも、一見、子どもの落書きにしか見えないものだった。これについて、美術誌のライターはこう語る。

「小木さんが言うように、配色や大胆な構図は大宮さんの持ち味。プロの方々からは、“絵を始めて間もないのに、こんなにダイナミックな絵が描けるものなのか”という驚きの声が多いですね。脚本にしろ、本にしろ、大宮さんは感性の人なので、彼女が描く絵からは、絵画を学んだ人ではないからこそ描ける自由さと、ほとばしるパッションがひしひしと伝わってきます。
現代美術は好き嫌いが分かれますし、一般人がそう簡単に理解できるものではないですから、大宮さんとしても、“伝わる人に伝わればいい”という感じでしょう」

 大宮にとって絵を描くということは「私が自然からもらったエネルギーをそのまま目に見える形にすること」「言葉にならない何か、言葉では伝えられない何かを、伝える手段」だといい、実際、彼女の絵に出会って、その場で自然と涙してしまう人も少なくないという。これからも、その感性で見る人を元気づけてほしいものだ。