デジタルメモ「ポメラ」シリーズの新製品「DM100」が登場しました。旧ポメラはキーボードが折りたたみ式で、コロンとしたルックス。
◆サイズ
DM100は薄っぺらいので、女性もののバッグにもすんなり入ります。大きさは無印良品のB5ノートの2/3くらい（幅263×奥行118.5×高さ24.6mm）。
◆スマートフォンやタブレットの外付けキーボードに！
DM100はBluetooth接続に対応。iPhoneやiPadなどの外付けキーボードとして使えます。初めて使うときはペアリングが必要。
Bluetoothキーボードとして使っている間はDM100のディスプレイは使えなくなり、入力内容はiPhoneやiPadの画面で確認することに。iPhone×DM100があれば、議事録や会議のメモも楽勝。電車での移動中など、膝上で作業せざるを得ないときも、さほどストレスなく、タイピングできました。キーボードのタイプ感は好みが分かれるところだと思いますが、私自身は初代ポメラより俄然扱いやすくなった印象。
◆Bluetoothで無線ファイル転送
これまで旧ポメラでは作成したテキストデータをやりとりする方法といえば、「microSDに保存」「USB経由でPCに取り込む」「QRコードによる転送」の3択でした。DM100ではBluetooth接続によるファイル転送も可能。試しに手持ちの「MacBook pro」と連携させてみたところ、たいへん快適にやりとりできました。ただ、残念なことにiOSはファイル転送に非対応。惜しい！ ポメラでテキストを作成し、そのデータをスマートフォンに取り込み、メールで飛ばしたいといった場合は従来通り、「QRコードによる転送」を使います。
◆QRコードによる転送
「QRコードによる転送」を使うと、スマートフォンはもちろん、“ガラケー”に作成したテキストを転送し、gmail経由でメールを飛ばすこともできます。QRコードに変換できる最大文字数は全角3200文字。じつは私が使っていた初代ポメラにはQRコード機能がなかったため、今回が初体験。正直に言えば、（わざわざQRコードに変換して、それを読み込むなんてまだるっこしい……）と思っていましたが、案外スムーズ。さくさく読み込んでくれます。しかも、iPhoneアプリ「ポメラQRコードリーダー」を使えば、全文コピーやメール作成のほか、長文を適宜分割してTwitterに連続投稿したり、Evernoteにクリップすることもできます。
◆電子辞書機能
DM100には「明鏡国語辞典MX」（約5万8000語句）、「ジーニアス英和辞典MX」（約8万9000語句）、「ジーニアス和英辞典MX」（約6万9000語句）という3つの辞書が搭載されています。ディスプレイ横にある辞書ボタン（国語／英和／和英）のいずれかを押すと、辞書画面に変わり、語句検索が可能。テキストを入力しているときに調べたい語句を選択→辞書ボタンを押せば、直接検索もできます。また、検索結果はコピー＆ペーストで編集中のテキストに反映可能。スマートフォンの辞書アプリや電子辞書があれば事足りてしまう機能ではありますが、改めて辞書アプリを買わずにすむとか、電子辞書を持ち歩く手間が省けるといった利点もあります。
これ以外にも「動作時間20時間→30時間」（※アルカリ乾電池使用の場合）、「データ保存用のメモリカードがmicroSD→SD」（なくしづらくなった！）、「単4電池2本→単3電池2本」（より入手しやすくなった）、「CSVファイルが作れる」（計算はできない！）などなど。
進化というより単なる変化だなーってものもあれば、「おお！」と思うものもありつつですが、めきめき使いやすくなっています。
◆DM100は買いなのか？
自宅やオフィス以外で、長文を書くことがあるかどうかがひとつの分岐点。長文は書くけど、フリック入力や親指入力でバリバリ長文を書けちゃうよーという人も、たぶん必要ないでしょう。でも、「ノートパソコンを持ち歩いていたおかげで、最近肩こりや腰痛がきつくて……」という人にはすごくおすすめ。スマートフォンとの合わせ技で、体への負担を格段に軽減できます。あと、iPadをワープロ代わりに使うつもりだったけど、充電するのを忘れていて、肝心なときに使えなかった……という経験が過去3回以上ある人は『買い』！ DM100はエネループも使えるし、いざとなればそこいらのコンビニで乾電池を買ってくればいい。その気楽さは、何ものにも代えがたいものがありますよ！
（島影真奈美）
でも、今回発売されたDM100はストレートタイプのキーボードになり、薄くスリムになりました。外見も変わりましたが、中身もガラリ刷新。初代ポメラを使っていた身からすると、ずんぐりむっくりの不器用男子が、イケメンのデキるビジネスマンになって同窓会に現れたような衝撃です。果たして、DM100は買いなのか？ さっそく検証してみたいと思います。
◆サイズ
DM100は薄っぺらいので、女性もののバッグにもすんなり入ります。大きさは無印良品のB5ノートの2/3くらい（幅263×奥行118.5×高さ24.6mm）。
旧Kindleより一回り大きいけど、iPadよりコンパクト。旧ポメラと比べると、折りたたみキーボードではなくなった分、幅が2倍近くなりましたが、かえってバッグの中で見つけやすくなりました。ブラボー。
◆スマートフォンやタブレットの外付けキーボードに！
DM100はBluetooth接続に対応。iPhoneやiPadなどの外付けキーボードとして使えます。初めて使うときはペアリングが必要。
その後は勝手に接続してくれます。「MENU→ツール→Bluetooth」またはディスプレイ左にあるBluetoothボタンを押せば、設定画面が開きます。
Bluetoothキーボードとして使っている間はDM100のディスプレイは使えなくなり、入力内容はiPhoneやiPadの画面で確認することに。iPhone×DM100があれば、議事録や会議のメモも楽勝。電車での移動中など、膝上で作業せざるを得ないときも、さほどストレスなく、タイピングできました。キーボードのタイプ感は好みが分かれるところだと思いますが、私自身は初代ポメラより俄然扱いやすくなった印象。
トークショーやセミナーなど口述筆記的に使った時のタイプミスが圧倒的に減りました。
◆Bluetoothで無線ファイル転送
これまで旧ポメラでは作成したテキストデータをやりとりする方法といえば、「microSDに保存」「USB経由でPCに取り込む」「QRコードによる転送」の3択でした。DM100ではBluetooth接続によるファイル転送も可能。試しに手持ちの「MacBook pro」と連携させてみたところ、たいへん快適にやりとりできました。ただ、残念なことにiOSはファイル転送に非対応。惜しい！ ポメラでテキストを作成し、そのデータをスマートフォンに取り込み、メールで飛ばしたいといった場合は従来通り、「QRコードによる転送」を使います。
◆QRコードによる転送
「QRコードによる転送」を使うと、スマートフォンはもちろん、“ガラケー”に作成したテキストを転送し、gmail経由でメールを飛ばすこともできます。QRコードに変換できる最大文字数は全角3200文字。じつは私が使っていた初代ポメラにはQRコード機能がなかったため、今回が初体験。正直に言えば、（わざわざQRコードに変換して、それを読み込むなんてまだるっこしい……）と思っていましたが、案外スムーズ。さくさく読み込んでくれます。しかも、iPhoneアプリ「ポメラQRコードリーダー」を使えば、全文コピーやメール作成のほか、長文を適宜分割してTwitterに連続投稿したり、Evernoteにクリップすることもできます。
QRコードってば便利！
◆電子辞書機能
DM100には「明鏡国語辞典MX」（約5万8000語句）、「ジーニアス英和辞典MX」（約8万9000語句）、「ジーニアス和英辞典MX」（約6万9000語句）という3つの辞書が搭載されています。ディスプレイ横にある辞書ボタン（国語／英和／和英）のいずれかを押すと、辞書画面に変わり、語句検索が可能。テキストを入力しているときに調べたい語句を選択→辞書ボタンを押せば、直接検索もできます。また、検索結果はコピー＆ペーストで編集中のテキストに反映可能。スマートフォンの辞書アプリや電子辞書があれば事足りてしまう機能ではありますが、改めて辞書アプリを買わずにすむとか、電子辞書を持ち歩く手間が省けるといった利点もあります。
これ以外にも「動作時間20時間→30時間」（※アルカリ乾電池使用の場合）、「データ保存用のメモリカードがmicroSD→SD」（なくしづらくなった！）、「単4電池2本→単3電池2本」（より入手しやすくなった）、「CSVファイルが作れる」（計算はできない！）などなど。
進化というより単なる変化だなーってものもあれば、「おお！」と思うものもありつつですが、めきめき使いやすくなっています。
◆DM100は買いなのか？
自宅やオフィス以外で、長文を書くことがあるかどうかがひとつの分岐点。長文は書くけど、フリック入力や親指入力でバリバリ長文を書けちゃうよーという人も、たぶん必要ないでしょう。でも、「ノートパソコンを持ち歩いていたおかげで、最近肩こりや腰痛がきつくて……」という人にはすごくおすすめ。スマートフォンとの合わせ技で、体への負担を格段に軽減できます。あと、iPadをワープロ代わりに使うつもりだったけど、充電するのを忘れていて、肝心なときに使えなかった……という経験が過去3回以上ある人は『買い』！ DM100はエネループも使えるし、いざとなればそこいらのコンビニで乾電池を買ってくればいい。その気楽さは、何ものにも代えがたいものがありますよ！
（島影真奈美）
