政府が推奨、スニーカー通勤は定着するか。ビジネスカジュアル浸透の新たな市場に期待?
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10月2日に文部科学省の外局であるスポーツ庁が、「スニーカー通勤」のような“歩きやすい服装”を推奨するキャンペーンの実施を発表。この発表にネット上では、実際に定着するかどうがの議論が盛り上がっている。

政府が推奨する“スニーカー通勤”とは


今回のキャンペーンは、低いスポーツ実施率や多くの人が運動不足を感じている現状を改善するためにスポーツ庁が打ち出したプロジェクト「FUN+WALK PROJECT」の一環。日常の中にある「歩く」に着目し、「歩く」習慣を自然と身につけることを目的としており、1日の歩数を普段よりプラス1,000歩(約10分)にすることを目標としている。



このキャンペーンについてネット上で議論が盛り上がっている。賛成派は「ヒールで歩き回って足を酷使しなくて良くなるなら、一刻も早く実施してほしい」「スニーカーは革靴より動きやすいし足の指に優しそうだし賛成です」といった声が多いよう。

一方「野暮ったい田舎のオッサン化しそう」「スーツとスニーカーって致命的に合わない」という意見や、「楽になるしありがたいけど、別にスポーツ促進につながらないのでは」「靴変わったからって歩く距離は変わらないと思う」といった声も。

新たな市場のきっかけにも


また、「ビジネスカジュアル」の浸透と今回の「スニーカー通勤」推奨によって、新たな市場の誕生を期待している人もいるようだ。「スーツに合うスニーカーが続々と登場しそうな予感」「今までとは違うフォーマルなスニーカーの必要性が出てきたな」といった声が上がっている。

9月28日に放送された『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)は、アシックスのブランド「オニツカタイガー」のスニーカー「NIPPON MADE」が“ビジネススニーカー”として人気を集めていると紹介。また大手総合商社の伊藤忠商事は、毎週金曜日にスニーカーを取り入れた服装を推奨する「スニーカー・デー」を、今年9月から実施している。来年の春から新たに始まる「スニーカー通勤」は、「クールビズ」のように日本中に浸透していくのか。