『文豪ストレイドッグス』あらすじとネタバレまとめ

今回記事でご紹介するのは『文豪ストレイドッグス』(原作/朝霧カフカ 作画/春河35)です。

本作は2013年より『ヤングエース』で連載中、単行本は既刊24巻。

太宰治・芥川龍之介・中島敦をはじめとする明治の文豪たちがスタイリッシュなイケメンに生まれ変わり、横浜を舞台に異能バトルを繰り広げるストーリーは、主に若い世代の女性ファンの人気を集めました。公式略称は「文スト」です。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『文豪ストレイドッグス』のあらすじ

主人公は心優しい少年・中島敦(なかじま あつし)。特殊体質のせいで孤立し、孤児院を追放された過去を持ちます。

出典:アニメ「文豪ストレイドッグス」公式サイト

路頭に迷った敦は鶴見川で入水自殺を企てる男を見かけ、大慌てで助けました。男は太宰治(だざい おさむ)と名乗り、自らがメンバーとして所属する武装探偵社に敦を案内します。

武装探偵社には堅物メガネの国木田独歩(くにきだ どっぽ)、童顔糸目の江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)、妹のナオミと常に一緒の谷崎潤一郎(たにざき じゅんいちろう)ほか風変わりな面々が揃っており、敦は度肝を抜かれます。

武装探偵社がヨコハマを騒がす人食い虎を追っていると知った敦は、成り行きで彼等を手伝うことになり、太宰ともども倉庫で待ち伏せを決行。

その最中、太宰は人食い虎の正体が敦本人だと看破します。実は敦は「月下獣」(げっかじゅう)と呼ばれる異能の持ち主で、月夜の晩に虎に変身し、我知らずヨコハマの街を徘徊していたのでした。

真実を暴かれた敦は虎に化けて暴走するも、太宰の異能「人間失格」により制圧され、武装探偵社にスカウトされます。

入社試験に合格し、正式に武装探偵社の一員となった敦。しかし穏やかな日々は長く続かず、海外の異能集団に高額の懸賞金をかけられ、ならず者に命を狙われる羽目になります。

武装探偵社の面々は一丸となりこれに抵抗するも、太宰の因縁の宿敵であり、ヨコハマの港湾街を取り仕切るポートマフィア・芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)が執拗に攻撃を仕掛けてきて、じりじり劣勢に追い込まれます。

芥川が敦を敵視する背景には、ポートマフィアを裏切り、武装探偵社に転職した芥川への恨みが関係していました。

万事休すかに思われたその時、芥川龍之介の部下・泉鏡花(いずみ きょうか)が武装探偵社に寝返り、どうにか危機を脱することに成功しました。

芥川との対峙を経た太宰は、因縁の発端となった四年前の悲劇を回想します。

今を遡ること四年前、ポートマフィア幹部の太宰は、末端構成員の織田作之助(おだ さくのすけ)と友情を結んでいました。

されど織田は組織の謀略に巻き込まれ命を落とし、親友を失った太宰は、失意のうちにポートマフィアを去ったのです……。

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