『プラダを着た悪魔』あらすじ・ネタバレを解説

今回記事でご紹介するのは2003年にアメリカ合衆国で刊行されたローレン・ワイズバーガーの小説、『プラダを着た悪魔』のあらすじです。

本作は2006年にハリウッドで映画化され、編集長ミランダをアカデミー賞女優のメリル・ストリープ、主人公アンドレアをアン・ハサウェイが熱演しました。

興行収入は1億2000万ドルを越え、日本でもヒットしました。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『プラダを着た悪魔』のあらすじ

舞台は現代のニューヨーク。

名門ブラウン大学を卒業したジャーナリスト志望の主人公アンドレア・サックスは、文芸誌に配属されることを夢見て出版社の面接を受けるものの、配属先は自分とまるで無縁なファッション誌『ランウェイ』でした。

『ランウェイ』編集長のミランダ・プリーストリーはプラダに身を包む華やかな美人ですが、高飛車な性格で周囲に恐れられていました。

出典:映画「プラダを着た悪魔」

本来の希望と異なる仕事に不満を隠せないアンドレアですが、先輩アシスタントのエミリーに「ミランダのもとで一年耐え抜けばどんな仕事でもできるわよ」と助言され、ファッション業界の基本を学んでいきます。

そのうちファッションに興味が芽生え、デザイナーとモデルの橋渡しや、トレンド記事の執筆にやり甲斐を見出すように。

ミランダの信任厚いファッションディレクター・ナイジェルと親交を深め、おしゃれで都会的な美人に変身していくアンドレア。

仕事が軌道に乗り始めた矢先、ミランダの自宅にて夫婦喧嘩を目撃。

どうやらプリーストリー夫妻の関係は冷えきっているようです。

部下に醜態を見られたミランダは激しく怒り、発売前の『ハリー・ポッター』単行本の入手を命じます。

無理難題に途方に暮れたアンドレアですが、以前パーティーで知り合ったエッセイストのクリスチャンが手を回してくれ、無事ミランダに『ハリー・ポッター』を届けることができました。

悪魔のような上司の要求にこたえたアンドレアは使える部下として気に入られるも、多忙になるに従い同棲中の恋人ネイトとすれ違いが増え始め、とうとう破局を迎えてしまいます。

学生時代から親しくしていた友人たちとも会食の予定が合わず疎遠になり、心の余裕を失ったアンドレアの精神は、徐々に追い詰められていきました。

パリ・コレクションの取材でパリに飛んだアンドレアは、クリスチャンと一夜の過ちを犯してしまいます。

ピロートークにて、ミランダのライバル・ジャクリーヌが『ランウェイ』の新編集長になるとリークされたアンドレアは動揺し……。

タイトルとURLをコピーしました