『恋する八尺様』ネタバレ・あらすじまとめ

今回記事でご紹介するのは「ジャンプルーキー!」に掲載された読み切り、『恋する八尺様』(蜂月ろく)のあらすじです。

本作はwebコミックサイト「ジャンプ+」と連携した新人作家の登竜門「ジャンプルーキー!」に投稿され、2022年5月期ブロンズルーキー賞を獲得しています。

臆病な美容師と最強怪異・八尺様の風変わりなラブコメは、どんな結末を迎えるんでしょうか?

ぜひ最後までご覧ください。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『恋する八尺様』のあらすじ

主人公はイケメン美容師の青年。

最後の客を送り出し店じまいに取り掛かる際、終了時刻が過ぎているにもかかわらず、何故か予約が入っているのに戸惑いました。

氏名欄には「八尺様」と書かれており、すぐさま洒落怖発祥の怪異を連想し青ざめます。

青年は怖い話が大の苦手で、八尺様の髪を切るなんてお断りだったのです。

直後にドアが開き、営業スマイルで応じた青年は、長い黒髪をたらした怪しい女にぎょっとします。

女は大変な長身で、その背丈は八尺に達していました。

出典:ジャンプルーキー!「恋する八尺様」

手持ちのバックには地蔵が入っており、仕事道具だと言い張ります。

突然の八尺様登場に狼狽したものの、お客様を追い返すわけにいかず、ビビリながら接客に当たる青年。

まずはシャンプーを行いますが、八尺様の髪は増えるワカメさながら無限に湧き出し、どれだけ洗っても終わりが見えません。

どうにかシャンプーを済ませ鏡の前に案内した所、「全ておまかせで」とリクエストされ、八尺様の美容院デビューの成否を委ねられた青年は立ち竦みます。

青年の様子を不審に思った八尺様は、緊張しているのは同じだと語り、髪を切ったら「八尺様」のアイデンティティーが失われてしまうのではないかと悩んでいる心中を打ち明けました。

それでもイメチェンを決断し美容室を訪れたのは、好きな人に可愛いと思ってほしい、ピュアな乙女心によるものでした。

彼女もまた誰かに恋する普通の女の子だと悟った青年は、長い黒髪を綺麗にカットし、八尺様をショートヘアの美少女に生まれ変わらせます。

散髪終了後、髪も心も軽くなった八尺様は最高の笑顔を浮かべ、青年に感謝を伝えます。

同時に物音がし、窓を見上げた青年は、そこに張り付いた巨大な骸骨に恐れ慄きます。

それは八尺様を迎えに来たがしゃどくろの彼氏、通称がーくんでした。

八尺様とがしゃどくろのバカップルが帰って行ったのち、深夜の店に一人取り残された青年は、できるだけ早くお祓いを頼もうと決意するのでした。

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