今回記事でご紹介するのは週刊少年ジャンプで連載中の堀越耕平の漫画、『僕のヒーローアカデミア』です。
本作は2014年に連載開始、単行本は39巻まで刊行されています。
2024年内に完結すると見なされ、全世界累計発行部数は8500万部を突破しました。
アニメも七期まで制作されており、人気はとどまるところを知りません。
公式略称はヒロアカです。
堀越耕平の前作『逢魔ヶ刻動物園』は打ち切られたものの、ヒロアカにも一部キャラが友情出演しており、コアな読者を沸かせました。
※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)のあらすじ
個性と呼ばれる特殊能力が人類の大半に備わった地球。
この世界では個性を悪用する犯罪者、通称ヴィランを取り締まるヒーローの活躍に刺激され、ヒーローを目指す若者が尽きません。
主人公の緑谷出久(みどりや いずく)は地味で平凡な中学生。

彼は何ら特別な能力を持たない「無個性」の少年にもかかわらず、内心ではヒーローに強く憧れ、ヒーローの登竜門である国立雄英高校受験を志していました。
幼馴染の爆豪勝己(ばくごう かつき)はそんな出久を露骨に見下し、彼が書き溜めたヒーロー研究ノートを破り捨てるなど、執拗にいじめていました。
ある時ヴィランが勝己を人質にとる事件が発生し、出久は友人を助ける為、勇気を振り絞って立ち向かいます。
そんな出久を見込んだトップヒーロー・オールマイトは、出久に自らの個性ワン・フォー・オールを受け継がせ、「君はヒーローになれる」と激励しました。
オールマイトは五年前の死闘で深手を負い、その後遺症で活動制限が設けられた為、自分の個性を譲渡する後継者を探していたのです。
オールマイトに鍛えられた出久は見事志望高に合格。
天真爛漫な麗日お茶子(うららか おちゃこ)や秀才の飯田天哉(いいだ てんや)、推薦枠の轟焦凍(とどろき しょうと)、さらには勝己と同級生になります。
ヒーロー科1‐Aの仲間と青春を謳歌する中で、出久はオールマイトから受け継いだ個性を磨き、急激に成長を遂げていきます。
お茶子は「頑張るって感じのデクだね」と出久の名前を褒め、「デク」とあだ名を付けました。
しかし平和な日々は長く続かず、オールマイト打倒を掲げた謎の組織、敵(ヴィラン)連合が動き出します。
ある事情からヒーローを恨む死柄木弔(しがらき とむら)率いる敵連合は、災害救助訓練中の出久たちに奇襲を仕掛け、能力的に発展途上の1‐Aの面々は絶体絶命の窮地に立たされました。
オールマイトは活動限界が訪れ離脱した為、学生の力のみでピンチを切り抜けねばなりません。
出久はクラスメイトと団結し、敵連合を撃破できるのでしょうか?
