今回記事でご紹介するのはデザートで連載されている倉地よねの漫画、『言えない秘密』のあらすじです。
原作は2007年の台湾映画『言えない秘密』（原題：不能説的・秘密）で、監督・脚本・主演をジェイ・チョウが務めました。
日本版映画は2024年6月公開予定で、ピアノが弾けなくなった音大生・樋口湊人を「SixTONES」の京本大我が、ヒロインの内藤雪乃を古川琴音が演じると発表されました。
※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
『言えない秘密』のあらすじ
音大生の樋口湊人（ひぐち みなと）はイギリス留学を切り上げ帰国。
大学の同級生のひかりは、想い人の突然の帰国に戸惑うものの、また会えて嬉しいと笑顔で湊人を出迎えました。
しかし湊人の表情は冴えず、話の途中でふらりと消え、構内のベンチで物思いに耽ります。
その時、旧校舎の窓から美しいピアノの旋律が聞こえてきました。
興味を引かれて行ってみると、見慣れない女性がピアノを弾いており、「もう終わったのでどうぞ」と湊人に断って出て行きました。
数時間後……。
講義を受けていた湊人は、教室に遅れて入ってきたその女性に目を留め、話しかけるタイミングをうかがいます。
されど講義が終了する頃には消えており、化かされた気分で捜しに行きました。
構内をさんざん徘徊するも意中の女性が見付からず、諦めて引き返そうとした湊人の背後に、意中の女性が現れます。
名前を尋ねたところ逆に聞き返された為、ピアノ科3年の樋口湊人だと身元を明かしました。
しかし女性は名乗らず、湊人を翻弄するだけ翻弄して消えてしまいます。
実家のカフェに帰った湊人は、店内で待っていたひかりと再会し、夕食を済ませたのち彼女を送って行くことに。
そこでピアノをやめると告げると、案の定ひかりはうろたえ、理由を問い質そうとします。
されど湊人の頭は昼間見た不思議な女性のことで一杯で、とうとうひかりを怒らせてしまいました。
翌日、大学を歩き回り女性を捜す湊人。
全然手がかりが掴めずベンチで不貞寝していると、当の本人が顔を覗き込み、暇なら一緒にサボらないかと提案します。
湊人は誘われるがまま自転車を二人乗りし、ゲームセンターで遊びました。
充実した一日を過ごした帰り道、自分の名前は内藤雪乃（ないとう ゆきの）だと教えた彼女は、スマホを持ってないから連絡先は交換できないと言い、「運命ならまた会える」とほのめかします。
後日、雪乃を求め旧校舎を訪れた湊人は、同じピアノ科の棚橋と広瀬コンビに捕まり、ピアノ王子とあだ名される門倉とピアノ対決をしてくれと頼まれ……。
