今回記事でご紹介するのは『大室家』のあらすじです。
作者は『ゆるゆり』がヒットした「なもり」で、本作は『ゆるゆり』のスピンオフにあたり、登場人物の一部が共通しています。
ジャンルは日常コメディで、それぞれタイプの異なる大室家の三姉妹、長女で高校生の大室撫子、次女で中学生の大室櫻子、三女で小学生の大室花子を中心にした人間関係が描かれていきます。
2024年2月に劇場版アニメ第一弾が公開され、2024年6月に続編を予定しています。
※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
『大室家』のあらすじ
本作の中心となるのは大室家の三姉妹。
長女の大室撫子(おおむろ なでしこ)はちょっとクールでしっかり者の女子高生、次女の大室櫻子(おおむろ さくらこ)は元気一杯で表情豊かな中学生、末っ子の花子(はなこ)はおませな小学生です。
ある日のこと撫子がお風呂上がりに食べるのを楽しみにしていたアイスが消える事件が起き、リビングにいた櫻子が疑われます。
櫻子の顔には白っぽい食べカスが付いており、それが動かぬ証拠として挙げられました。
三姉妹の常としてニ対一の劣勢に回された櫻子は、「アイスは食べてないって!」と必死に訴えるものの、撫子のお菓子と花子の牛乳に手を付けた前科があり、二人は信じてくれません。
かくなる上はと友人の古谷向日葵(ふるたに ひまわり)と宿題する予定を持ち出し脱走を図るも、あっさり捕まって連れ戻され、姉と妹に吊るし上げられます。
断固として罪を認めない櫻子に呆れた撫子は、仕事中の母にメールを打ち、退勤後にアイスを買ってきてとお願いしました。
間もなく返信が届いたものの、それを読んだ三姉妹は唖然とします。
なんと、アイスを食べた犯人は母だったのです。
冤罪が晴れた櫻子はドヤ顔をキメ、「悪いことして謝れないのは人としてどうかと思うよ」と二人をやりこめ、櫻子と花子は正座で謝罪しました。
これに気を良くした櫻子はさかんに空腹アピールをし、花子は「食べ物さがしてくる」と席を立ち、冷蔵庫に向かいます。
撫子は姉妹一食いしん坊な櫻子が犯人だと思い込んでいた為、「お母さんが犯人なんて珍しいこともあるもんだ」と微妙な表情。
数秒後……険しい顔でリビングに戻ってきた花子は、自分が食べようととっておいたヨーグルトが消えていると告げ、全力でしらばっくれる櫻子に、姉と妹の疑惑の眼差しが注がれました。
櫻子の顔に付いた食べカスがヨーグルトの名残りと発覚し、キレた花子は暴れ出します。
一方その頃、櫻子と宿題の約束をしていた向日葵は、延々待ち惚けを食わされていました。