『銀魂』のネタバレ&あらすじ徹底解説

今回記事でご紹介するのは空知英秋が週刊少年ジャンプで連載していたSF時代劇、『銀魂』のあらすじです。

本作は2004年に連載スタート、単行本は全77巻完結済み。

サンライズ・バンダイナムコピクチャーズ制作のアニメがテレビ東京で放送され、福田雄一監督の実写映画も公開されました。

作者いわくジャンルは「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」だそうで、尖ったギャグとチャンバラ主体のアクション、長編で描かれるシリアスな人情ドラマが絶大な支持を集めました。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『銀魂』のあらすじ

江戸時代末期、「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が地球侵略を開始。

地球人はこれを迎え撃ち、十数年の長きに亘り攘夷戦争が行われるも、宇宙人の圧倒的武力を脅威と見なした江戸幕府はあっさり開国を決定。

誠心誠意仕えた幕府に梯子を外される形となった攘夷志士たちは逆賊として弾圧を受け、他の侍たちも廃刀令によって刀を没収される憂き目に遭い、次第に弱体化していきました。

天人襲来から二十年後。

剣術道場の跡取り息子・志村新八(しむら しんぱち)は、幼い頃から学んだ剣の腕を生かす術もなく、向かないアルバイトをしながら姉の志村妙(しむら たえ)と暮らしていました。

ある日のこと、新八は死んだ魚のような目をした自堕落な青年・坂田銀時(さかた ぎんとき)と出会います。

出典:アニメ「銀魂」公式サイト

銀時が内に秘める侍魂に惚れた新八は、勢い彼に弟子入りし、銀時が営業する「万事屋(よろずや)」で働くことに。

しかし銀時は新八の予想をこえるダメ男で、博打で借金を作っては道端で酔い潰れ、人々に多大な迷惑をかけまくっていました。

やる気のない銀時の尻を叩き、「万事屋」に持ち込まれる依頼を片付けていく新八。

銀河屈指の戦闘民族である夜兎族の少女・神楽(かぐら)と、巨大な犬・定春(さだはる)も転がり込み、「万事屋」は一気に賑やかになります。

やがて銀時率いる「万事屋」の面々は、江戸の治安を守る「真選組」に目を付けられ、ことあるごと刃を交える仲に。

さらには桂小太郎(かつら こたろう)・坂本辰馬(さかもとたつま)・高杉晋助(たかすぎ しんすけ)らが登場し、攘夷志士として彼等と共に戦争に参加するも、幕府に囚われた恩師を救えず、失意のどん底に叩き落とされた銀時の過去が明らかに。

新八と神楽が「万事屋」に身を寄せてから数か月後、かぶき町で辻斬りが相次ぎ、桂が謎の失踪を遂げます。

直後に刀鍛冶・村田鉄矢(むらた てつや)の父、仁鉄(じんてつ)が打った妖刀「紅桜(べにざくら)」が賊に盗まれ、捜索に当たる銀時たち。

その過程で辻斬りの正体が岡田似蔵(おかだ いぞう)と判明。

高杉晋助が束ねるテロ組織のメンバーである似倉は、己を捨て駒として扱った江戸幕府に復讐を誓い、紅桜で銀時に深手を負わせ……。

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