今回の記事では井上雄彦が週刊少年ジャンプで連載していた『SLAM DUNK』(スラムダンク)(井上雄彦)のあらすじをご紹介します。
本作は1990年より連載開始。単行本は全31巻完結済み、アニメ化もされました。
2022年には井上雄彦自ら監督を務めたアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され全世界でロングランヒットを記録、アニメのモデルとなった湘南が聖地化。
なお映画版は湘北高校バスケ部2年、宮城リョータの視点で再構成されています。
※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
『SLAM DUNK』(スラムダンク)のあらすじ
主人公の桜木花道(さくらぎ はなみち)は神奈川県立湘北高校1年生。着崩した学ランに赤毛のリーゼントがトレードマークの不良少年で、大変惚れっぽい性格をしていました。
連続50人にフラれた経験のある花道は、最後に失恋した女子の意中の相手がバスケ部員だった事から、バスケを逆恨みしています。
そんな花道の長身に目を付け、バスケ部にスカウトしたのが赤木晴子(あかぎ はるこ)でした。晴子に一目惚れした花道はあっさり前言撤回、バスケ部に入部しました。

しかしバスケ初心者の花道はまるでルールを理解せず、通称ゴリこと赤木剛憲(あかぎ たけのり)ら、先輩たちにあきれられます。
さらには晴子がバスケの天才の流川楓(るかわ かえで)に片想いしている事実が発覚。花道は流川をライバル視し、ことあるごとに突っかかっては、喧嘩をする仲になりました。
ハードな練習や強豪校との試合を経て急成長を遂げた花道は、次第にバスケの才能を開花させ、湘北バスケ部になくてはならない存在として認知されます。
花道や流川を加えた湘北バスケ部は快進撃を始め、夏のインターハイ県予選を順調に勝ち進んでいきました。
決勝で当たった海南大附属高校をどうにか敗り、見事インターハイ出場の夢を果たした湘南高校バスケ部。
広島で開催されたインターハイトーナメント一回戦に勝利し、二回戦で秋田県代表の山王工業高校と対峙します。
山王工業高校は優勝候補と目される強豪校で、インターハイ三連覇の快挙を成し遂げていました。
案の定花道たちは歯が立たず苦戦を強いられ、山王工業高校に20点の圧倒的大差を付けられることに。
諦めムードが支配する中、湘北バスケ部の面々は団結し、山王工業高校に食い下がります。
試合終了間際、ボールを託された花道は高くジャンプし、スラムダンクを決めました。
山王工業高校に辛勝をおさめ、束の間の喜びに浸る湘北バスケ部を待ち受けていたのは、誰もが予想しない展開で……?