『スタンドバイミー』ネタバレ&あらすじ紹介

今回記事でご紹介するのは大羽隆廣が週刊少年マガジンで連載していた漫画『スタンドバイミー』のあらすじです。

本作は週刊少年マガジン2008年15号から31号まで連載されました。単行本は全2巻。

作者の大羽隆廣は百田尚樹のボクシング小説『ボックス!』や、人気ネット小説『天空侵犯』のコミカライズも手がけました。

本作は戦時下の日本を舞台に、高校生の少年少女の恋愛を描いたストーリーとなっています。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『スタンドバイミー』のあらすじ

主人公は神奈川県在住の高校三年生、宮本友也(みやもと ともや)。染めた髪を逆立てて制服を着崩した、いわゆる不良スタイルの少年です。

過去に素行不良が原因で二度の停学処分を下され、退学目前と噂されていました。教師たちも反抗的な劣等生を持て余しています。

そんな友也には十数年来の幼馴染で、秘かに想いを寄せている少女・伊藤ユキ(いとう ゆき)がいました。

ユキは幼少時に交通事故で両親を亡くし、友也の家に引き取られ、兄妹同然に育っていたのです。

喧嘩なら向かうところ敵なしなのに、明るくマイペースなユキにだけは頭が上がらない友也。

ユキも友也を気にかけて付き纏い、なんだかんだイイ雰囲気になっていました。

一方その頃、日本は外国と戦争していました。戦争が長期化する中、全国の高校から最低1名は志願兵を出すようにと政府から指令が下ります。

そんなの自分には関係ないと思っていた矢先、友也の前から突如としてユキが姿を消しました。

出典:漫画「スタンドバイミー」

教師曰くユキは高校を中退し、志願兵として自衛隊に入ったそうです。

突拍子もないユキの行動に友也は大いに戸惑うものの、彼女が立候補しなければ自分が志願兵として強制入隊させられていた事実を知り、ユキを追いかけて武見駐屯地に向かいました。

志願兵になったユキと鉄条網越しに再会した友也は、自分のせいで彼女を死地にさらす現実に耐え切れず俯きますが、ユキは健気な笑顔を見せて逆に励ましてくれます。

その後も頻繁に連絡を取り合い、互いの無事を確認する友也とユキ。

遠距離恋愛は二人の絆を強め、友也はユキが休暇で帰ってくる日を待ち侘び、一日も早い戦争の終結を祈ります。

半年後、とうとうその日がやってきました。じっとしてられず迎えに行った友也の目の前で武見駐屯地は空爆され、武装した敵部隊が攻め込んできます。

同時刻、ユキは駐屯地から脱走を企て狙撃された志願兵・飯島を庇い、どうにか体勢を立て直そうとしていました。

大人の都合で引き裂かれた友也とユキは、はたして再会できるのでしょうか?

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