『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』のあらすじとネタバレまとめ

今回記事でご紹介するのは『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』こと、通称「よめぼく」のあらすじです。

本作は森田碧の感動的な恋愛小説。

余命一年と宣告された高校生の主人公「早坂秋人」と、ヒロインの純愛をテーマにしており、2024年にNetflixにて映画化が決定しました。

原作はシリーズ全5巻、ポプラ文庫ピュアフルから刊行されています。

映画の主演は永瀬廉、ヒロインは出口夏希。

コミカライズの作画は沖野れんが担当しています。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』のあらすじ

主人公の早坂秋人(はやさか あきと)は心臓病を患い、余命一年を宣告された高校一年生。

その事実は両親以外誰も知らず、若くして将来を悲観した秋人は、周囲と関わらず生きていました。

そんなある日、診察を受けにおもむいた病院にて、同い年の女子高生・桜井春奈(さくらい はるな)と出会います。

春奈と会話した秋人は、彼女が幼い頃から病弱で、余命半年の宣告を受けていることを知って驚きました。

出典:電子書籍「余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話」

されど春奈は「死ぬことは怖くない」と言い、長年の闘病に倦み疲れ、早く死にたいと思っている本音を打ち明けました。

自分より短い余命を達観して受け入れた春奈に、秋人は強く心を動かされ、会う回数を重ねるうちにだんだん惹かれていきます。

春奈も秋人と会って話すひとときを楽しみにしているようで、二人の距離は急激に縮まっていきました。

春奈との交流を経て自分の気持ちに気付いた秋人は、もうすぐ死ぬ運命なのに恋なんかしていいのか悩むものの、恋は理屈じゃないと吹っ切って、残された時間を悔いなく生きようと決意。

死ぬまでにやりたいことリストを作り、それをひたむきこなしていくことで、人生に意味を見出します。

一方の春奈も秋人への好意を自覚。

お互いに気持ちを伝えられないまま、二人は人生でやり残したことを振り返り、春奈は喧嘩別れした元親友・三浦綾香(みうら あやか)と仲直りしたいと思っています。

秋人は春奈の願いを叶えるべく奔走して綾香と引き合わせ、仲直りを見守りました。

実は綾香は秋人に片想いしていたのですが、この時、すでに両想い状態だった春奈と秋人の邪魔はしたくないと告白を諦め、不器用すぎてすれ違いがちな二人の恋の成就を後押しします。

やがて春奈の余命が尽き、告白できずじまいの秋人は悲しみに打ち沈みました。

二人とも薄々お互いの気持ちを察していたもの、告白しても未来がなく、相手を哀しませるだけと自重したのです。

春奈の死後、彼女が書いていたブログに辿り着いた秋人は、そこに綴られた切ない心情に胸を突かれ、全ての記事にコメントを返すのでした。

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