国内女子ツアー開幕まで3週間。今年も「ダイキンオーキッドレディス」から37試合が行われる。
通年の出場権を持つ賞金シード選手は50人。さらに前半戦の出場権を持つ選手は昨年の賞金ランキング51~55位の選手やステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1、2位など。そのほか、QT上位者も前半戦出場権を保持。そんなツアーの主力選手94人のデータをとことんチェック。2019年の予選通過率を見ると…。
渋野日向子のパッティングを激写【解説付き連続写真】
昨年1年間の予選通過率を調べてみると、安定感が見えてくる。
「TOTOジャパンクラシック」と「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は予選落ちがないものの、これも予選通過と見なせば、年間20試合以上の出場で最も予選通過率が高かったのは岡山絵里。32試合出場で予選落ちはわずか1回。予選通過率は96.88%と高い数字を残した。
上田桃子も29試合出場で予選落ち1回。予選通過率は岡山に次ぐ96.55%だった。上田は2勝しており賞金ランキングも9位。
対して岡山は、勝利はなかったものの同12位。年間通して高値安定だったといえる。
年間4勝に加え「全英AIG女子オープン」を制するなど一躍トップスターとなった渋野日向子は31試合出場で予選落ちは3回、通過率は90.32%だった。予選落ちのうち2回はデビュー間もない3月。4月の「KKT杯バンテリンレディス」では初日最下位から予選通過を果たすなど、勝負強さを発揮した。
もう一人予選通過率が9割を超えたのは通過率90%のペ・ソンウ(韓国)。
日本ツアー初参戦の1年目は30試合に出場して予選落ちはわずかに3回。最終戦のリコーカップを含む2勝をマークするなど、質力を見せつけた。
鈴木愛は25試合出場で予選落ち2回に棄権が1回。開幕戦でいきなり予選落ちを喫したが、翌週には地元の四国で初優勝。1カ月の休養期間を経て復帰した10月の「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」でも決勝ラウンド進出を逃したが、翌週から圧巻の3連勝を飾りマネークイーンの座を射止めた。
賞金ランキング3位に入った申ジエ(韓国)は27試合の出場で予選落ちが1回と安定感は抜群だったが、棄権も2回。
手首のケガなどで戦線離脱も経験したため、今季の体調が気になるところだ。


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