今月8日にDVD付のデビューアルバムを出したばかりの「JUNSU/JEJUNG/YUCHUN」(以下JJY)が、日本での活動を当面休止すると所属のエイベックスが発表。「東方神起周辺にふたたび騒動勃発か」と波紋を広げている。

 エイベックスが出した声明によれば、JJYの3人が韓国で設立した事務所「C-JeSエンターテインメント」(以下C-JeS社)の代表理事A氏に、強要罪で服役した過去や暴力団との交際歴が判明したため、同社は「コンプライアンス重視の経営方針」に基づき、活動休止に踏み切ったという。それに対し、JJY側は「代表理事の経歴はエイベックスも知っていたはず」と反論、両者は全面から対決する形となっている。

 あるレコード会社関係者は、「これは予想された事態」と話す。

「C-JeS社代表A氏の韓国における素行の悪さは有名で、それは日本の関係者もみんな知っていたこと。それでもあえてエイベックスが契約に踏み切ったのは、3人が他社と契約することで東方神起のメンバーがバラバラになってしまうことを防ぐためです。しかし、6月の東京ドーム公演や新曲制作を行うなかで、C-JeS側からの金銭面をふくめた要求はエスカレートする一方。

ほとほと手を焼いたエイベックスは、今回のアルバムリリースを節目としてC-JeS社との関係凍結に踏み切ったのです」

 JJYといえば、東方神起の所属事務所SMエンターテインメントによる「奴隷的契約」から逃れるためにメンバーが決起して新事務所設立を図った、と同情的に見られることが多い。しかし、「SM側の契約条件は、韓国芸能界では常識の範囲内のものであり、むしろA氏が3人をそそのかして独立を強行させた面が強い」(前出の関係者)というように、A氏の言動を問題視する音楽関係者は少なくない。

 そして今回、日本でのJJYの活動が暗礁に乗り上げたことで、3人が当初期待したような収入を得ることも難しくなるため、3人の中に『何のために東方神起を離れたのか』との疑念が生まれても不思議ではない。

「現時点では、A氏に対する3人の信頼は厚いようですが、彼らは残りのメンバーであるユンスやチャンミンと絶交したわけではないようです。実際、ひそかにメールのやり取りをしているとの話も伝わっており、東方神起復活の可能性はゼロではありません」(前出の関係者)

 日本における活動休止が長引き、A氏から3人に十分なギャランティが支払われなかった場合、C-JeS社の体制自体が揺らぐことも想定される。東方神起をめぐる騒動が決着を見るのは当分先のようだ。


(文=呉田道子)



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