吉本興業公式サイトより

 お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が設立した会社が、2018年3月期までの7年間で約1億2000万円の申告漏れを東京国税局から指摘されたことが発覚した。

 徳井は所属事務所の吉本興業から、個人で設立した会社「チューリップ」を通じて出演料などを受け取っていたが、18年3月期までの3年間の法人所得約1億円を申告していなかったほか、15年3月期までの4年間は、旅行代や洋服代など約2,000万円の個人的な支出を会社の経費として計上したとして、所得隠しを指摘された。

 追徴税額は約3,400万円とみられ、すでに修正申告したという。

「徳井さんに限らず、稼ぎの多い芸能人や著名人、スポーツ選手の中には節税対策として個人で会社を作っている人は多い。とはいえ、3年間にわたって約1億円近い法人所得を申告していなかったというのはかなり悪質。すでに修正申告したそうですが、イケメン芸人として知られ、比較的クリーンなイメージで数多くのテレビ番組に出演していただけに、今後の芸能活動にも大きな影響を及ぼすでしょう」とは民放テレビ局の情報番組スタッフ。

 人気芸人の“脱税行為”に対してはインターネット上では厳しい批判の声にあふれており、徳井が過去に家計簿アプリのCMに出演していたことなども取り沙汰されている。

 そうした中、業界内ではあの元俳優との意外な“接点”にも注目が集まっているという。

「徳井さんの申告漏れが発覚した日は、ちょうど派遣型マッサージ店の30代女性セラピストへの強制性交罪に問われている元俳優の新井浩文被告の公判が東京地裁でありました。検察側が懲役5年を求刑したのですが、業界関係者によると事件の現場となった新井被告の自宅と、徳井さんが自身の個人会社を登記していたのが同じマンションという話です。もっとも、あの辺りは繁華街に近いわりに閑静な住宅街が広がっており、車を利用すればかなり交通の便も良いということで昔から芸能人には人気のスポット。そうした場所に立つ高級マンションということで、他にも著名人が住んでいると言われています」(大手芸能事務所のマネジャー)

 2人のせいで芸能人にとってはあまり縁起の良くないマンションになってしまったか。