たまたま、何かの番組で山村紅葉(女優)宅の寝室を紹介していた。これが、ものスゴいのだ。
誇張ではなく、部屋中がキティちゃんだらけ! “キティラー”にとっては、楽園のような空間に違いない。

そして、このホテルルームはパンダ好きにとって絶対にユートピア。東京・上野駅から徒歩1~2分の場所にある「三井ガーデンホテル上野」では、8月10日より「パンダルーム」という特別な部屋を用意しているそうだ。

どんな“パンダ要素”が、この部屋には備わっているのだろう? その雰囲気を体感したい。というわけで、実際にこの目で確認してきました。

まずホテルの建物に足を踏み入れると、エントランスに大っきなパンダのぬいぐるみがドカーンと! この子に向かって「行ってくるね、パンダちゃーん!」と、声をかけるお客さんの姿も目に入る。

今のやり取りを見ているだけで、こちらのテンションもいよいよ上がってきた。

と言ってる間に、パンダルームの前に到着。いざ部屋のドアを開け、中に入ってみると……。あらー、いきなりのパンダ! ベッドにパンダ、クッションにパンダ、コーヒーカップにパンダ、あちらこちらにパンダ!!
室内は、上記の備品以外にもシャワーカーテン、トイレットペーパー、ポストカード、入浴剤と、全方位にパンダのデザインが施されている。まさしく、パンダ尽くし。
「先程まで、この部屋にはお客様がお泊りになっていました。
また、このスグ後にも他のお客様がご利用されます」(同ホテル・担当者)
皆が、このパンダたちに吸い寄せられて泊まりに来ているようだ。

ところで、このような部屋をスタートしたきっかけは? まぁ、聞くまでもないのだが……。
「やはり、上野動物園にパンダがやって来たのが一番です」(担当者)

今や、上野の町全体がパンダ尽くし。何しろ上野動物園の正門前には、パンダ柄のポストが設置されているそうなのだ。
この、通称“パンダポスト”に郵便物を投函すると、パンダが描かれた消印がペタッとスタンプされるという。ということは、パンダルームのポストカードの出番か……? パンダのポストに、パンダのポストカードを投函。
郵便物までパンダ尽くしじゃないですか!

こんな風に、上野はパンダで持ち切りである。その上、パンダルームを利用すれば“おはようから、おやすみまでパンダ”な一日に。
「パンダルームは計4部屋あるのですが、毎日どなたかがご利用されております」(担当者)
今までの同ホテルはビジネスパーソンの宿泊が主だったが、パンダルームのサービスを始めてからは客層も少し変化してきたそう。特にファミリーや女性客に、この部屋は人気を博している。

料金は2人利用で1室2万1200円(インターネット予約は1室1万4500円から)。
「パンダルームに宿泊し、そのまま動物園にパンダを観に行くお客様もいらっしゃいます」(担当者)
それは、そうだ。
間違いなく、マストともいえる宿泊プログラム。

この部屋に宿泊すると、パンダに始まりパンダで終わる一日を満喫できる。ホテルと上野動物園の距離は、徒歩で約15分である。
(寺西ジャジューカ)