メルセデス・ベンツの2座オープン「SLC」が、今年後半にも生産終了する。次期モデルの計画もなく、惜しまれつつも23年の歴史に幕を下ろすことになった。

これも時代の流れだろう。メルセデスと言えども、開発コストがかかる上に台数の出ないスポーツカーを単独で継続的に開発することは難しく、より厳しさを増す排ガス規制などもそうした状況に追い打ちをかけている。そう、今やトヨタBMWが補完しあい、スープラ/Z4を共同生産するような時代なのだ。

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それだけに、SLC最後の特別仕様車「SLC ファイナルエディション」の輝きが、より貴重なものに見えてくる。しかも、数々の特別装備を奢りながら、ベース車よりもお得な価格設定とされている。

世界初の電動ハードトップ、バリオルーフを備えた「SLK」として1996年にデビューしたSLC。

2004年に2代目、2011年には3代目へとバトンタッチし、2016年の大幅改良時に現在の「SLC」へと改名した。

23年の歴史に幕。メルセデスSLC最後の特別仕様車は、貴重かつお得

現在は1.6L直噴ターボの「SLC 180」、2.0L直噴ターボの「SLC 200」、そして3.0LのV6直噴ツインターボを搭載する「Mercedes-AMG SLC 43」がラインナップされている。

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ファイナルエディションが用意されるのは、そのうちの「SLC 180」と「Mercedes-AMG SLC 43」。前者は156ps/250Nmを発生、後者は390ps/520Nmという圧倒的なパワー&トルクを誇る。

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SLC 180 Sports ファイナルエディションは、外装色に初代SLKをオマージュしたサンイエロー(有償オプション)を設定し、ファイナルエディション専用となるハイグロスブラックペイントの18インチアルミホイールや「SLC FINAL EDITION」バッジなどを装備する。外装色はサンイエローを含む、全5色から選ぶことができる。

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インテリアでは、同じく専用のブラック×シルバーパールの2トーンカラー・ナッパレザーシート、カーボンパターンエンボスが入った専用シフトレバー&ステアリングなどを装備する。

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一方、Mercedes-AMG SLC 43 ファイナルエディションは、外装色にサンイエローのみを設定。ファイナルエディション専用装備のほか、AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションやAMG強化ブレーキなどを装備し、想いのままにドライビングの醍醐味を愉しめる。

■グレードおよび価格
SLC 180=552万円
SLC 180 Sports ファイナルエディション=595万円
SLC 180 Sports=608万円
SLC 200 Sports=707万円
Mercedes-AMG SLC 43 ファイナルエディション=989万円
Mercedes-AMG SLC 43=1,008万円

(zlatan)

画像元:メルセデス・ベンツ日本

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