
ハート型のたんぼと早大の農楽塾のみなさん。
住宅ひしめきあう新宿・早稲田のど真ん中に田んぼを作っている人がいるらしい!
そんな怪情報が取材の発端。
調べてみると「農楽塾」という学生NPO団体がなんと「早稲田大学」の構内に田んぼを作るプロジェクトをすすめていることがわかった。
「田んぼ」があるのは早稲田大学のシンボル大隈講堂のすぐそば、大隈庭園内の一角。この田んぼはなぜかハート型。「四角い敷地がとれず、いびつな形だったのでハート型にしちゃおうかとこの形に」と農楽塾・副代表の大林さん。そもそもこの地に田んぼを作るきっかけも、生育の早い稲を植えた田が多かったのが「早稲田」の由来なのに田んぼがないのはおかしい!という思いつきだったというが、それをここまで形にしてしまうのがすごい…若さって素晴らしい。
代表の朽木さんによれば「新宿区には農家が一軒もない」とのこと。だとすれば、区内でも数少ない(もしかして唯一の?)貴重な田んぼである。
昨年12月のプロジェクト始動から、大学側に熱心な説明をくり返し、大学の構内に田んぼを作る許可を得て、今年の2月に開田式、そこから苗を育て、土を掘りこし…と一つ一つを学生たちの手で作り上げてきた。そしてついに5月21日、「田植え式」が行われるに至ったのである。
現在12人いる「農楽塾」のメンバーの中には、実際の農業経験を持つメンバーがいるわけではない。唯一、実家が農家だというメンバーも「みかん農家」(惜しい!)で、特に稲作に関する知識があるわけではないという。足りない知識は、大学の教授、農家の方などに助言をもらったり、本を読んで研究したりで得ているとのこと。
それまで「食べ物は安ければ何でもいいと思ってました」と言う大林さんも田んぼ作りに興味をもってからは、自分の普段食べているものが誰に手によってどんな風に作られたものなのか気にするようになったという。
地下鉄・早稲田駅から徒歩10分、大隈講堂わきの大隈庭園でハート型の田んぼを見れば、食に関して考える時間がもてるかもしれない。(スズキナオ)
そんな怪情報が取材の発端。
調べてみると「農楽塾」という学生NPO団体がなんと「早稲田大学」の構内に田んぼを作るプロジェクトをすすめていることがわかった。
「田んぼ」があるのは早稲田大学のシンボル大隈講堂のすぐそば、大隈庭園内の一角。この田んぼはなぜかハート型。「四角い敷地がとれず、いびつな形だったのでハート型にしちゃおうかとこの形に」と農楽塾・副代表の大林さん。そもそもこの地に田んぼを作るきっかけも、生育の早い稲を植えた田が多かったのが「早稲田」の由来なのに田んぼがないのはおかしい!という思いつきだったというが、それをここまで形にしてしまうのがすごい…若さって素晴らしい。
代表の朽木さんによれば「新宿区には農家が一軒もない」とのこと。だとすれば、区内でも数少ない(もしかして唯一の?)貴重な田んぼである。
昨年12月のプロジェクト始動から、大学側に熱心な説明をくり返し、大学の構内に田んぼを作る許可を得て、今年の2月に開田式、そこから苗を育て、土を掘りこし…と一つ一つを学生たちの手で作り上げてきた。そしてついに5月21日、「田植え式」が行われるに至ったのである。
現在12人いる「農楽塾」のメンバーの中には、実際の農業経験を持つメンバーがいるわけではない。唯一、実家が農家だというメンバーも「みかん農家」(惜しい!)で、特に稲作に関する知識があるわけではないという。足りない知識は、大学の教授、農家の方などに助言をもらったり、本を読んで研究したりで得ているとのこと。
それまで「食べ物は安ければ何でもいいと思ってました」と言う大林さんも田んぼ作りに興味をもってからは、自分の普段食べているものが誰に手によってどんな風に作られたものなのか気にするようになったという。
地下鉄・早稲田駅から徒歩10分、大隈講堂わきの大隈庭園でハート型の田んぼを見れば、食に関して考える時間がもてるかもしれない。(スズキナオ)
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